ミラノからツェルマットへ電車で移動
ヨーロッパ周遊旅行22日目。7時半にホステルをチェックアウトし、前日購入した24時間券でミラノ中央駅へ移動。
次なる目的地はスイスのツェルマットです。ミラノからは電車でBrig(ブリーク)という街で乗り換えてツェルマットへ行けます。
8時24分発の電車でBrig(ブリーク)駅へ移動。
SBB(スイス国鉄)のBrig駅に到着しました。ツェルマットに行くためには、この駅から外に出て、マッターホルン・ゴットハルト鉄道(MGB)の電車に乗り換えます。
ツェルマットに行く観光客が多いため、迷うことはないでしょう。驚いたのは日本人観光客の多さ。ヨーロッパの観光地にいるアジア人は中国や韓国人が多いのですが、ツェルマットでは日本人ばかりでした。
MGBのツェルマット行きの電車です。社内は広くて快適でした。写真は撮っていませんが、山の中、渓流、崖など景色が目まぐるしく変わってとてもワクワクした記憶があります。
車内ではゴルナーグラート鉄道の切符を購入可能
車内ではチケット確認の際に、ゴルナーグラート展望台へ登るゴルナーグラート鉄道の切符を買うことができます。ツェルマットの楽しみ方は色々ありますが、オススメはゴルナーグラート鉄道でゴルナーグラート展望台まで登り、マッターホルンを横目にツェルマットまで下山するアクティビティ。
そのため、ゴルナーグラート鉄道の片道切符を買うつもりだったのですが、切符売りのおじさんの勢いに押されて間違えて往復券を買ってしまいました…。当時の為替で片道分が約12000円でしたので大きな出費をしてしまいました…。
ツェルマットに到着
ツェルマット駅に到着。標高1620mで周りをペンニネアルプス山脈の高い山々に囲まれています。写真に写っているのは電気自動車。
大気汚染を防ぐため、ツェルマットの自動車のほとんどは電気自動車で騒音もありません。
地域経済を観光業に依存しており、宿泊施設、レストラン、お土産物屋さん、ブランドショップが立ち並びます。スイスといえば高級時計とチョコレートですね。
日本の軽井沢のような避暑地でもあり、街のアパートはほぼ半数が別荘だとか。
ツェルマットの夏。8月の気温は?
訪れた季節は夏の8月。ヨーロッパ各地を灼熱の中観光しましたが、ここツェルマットは標高が高いだけあって昼間でもとても涼しいです。
7月〜8月の最高気温は20度いかないくらい。また、寒暖差が激しく、朝夜は8度前後です。上着は必須。ハイキングをする場合は天候の影響を受けることも考えて、防水性のウィンドブレーカーを1着持って行くことをオススメします。
マッターホルンはスイスで一番高い山ではない
マッターホルンが有名ですが、近くにある標高4634mのモンテローザがスイスの最高峰の山です。次いでドーム山 (4545m)、リスカム (4527m)、ヴァイスホルン (4505m)ときて、5番目にマッターホルン (4478m) となります。
坂の上にあるホステルにチェックインするために駅から歩きます。空気がとても美味しい。
宿泊:ツェルマット ユース ホステル(Zermatt Youth Hostel)
当時は大学生でしたので、ヨーロッパ周遊旅行ではよほどの観光地以外は基本的にホステルに宿泊していました。特にスイスは何もかも物価が高いので、ホテルに泊まろうものなら一気にお金がかかります。
ツェルマット駅から徒歩圏内のツェルマット ユース ホステル(Zermatt Youth Hostel)に2泊3日しました。1日目はツェルマットへの移動と街の観光。2日目は丸一日かけてハイキングの予定です。ハイキングコースがいくつかあるので、時間が許すなら3泊〜4泊くらいできると理想ですね。
部屋は二段ベッド、シャワーは共用といういたって普通のホステルですが、幸運にもマッターホルン側の部屋だったため、窓からマッターホルンを眺めることができました。駅から少し遠いですが、夜はとても静かで良かったです。
2泊で95.5ユーロ(約12000円)。1泊数万円するホテルが当たり前のスイスではバックパッカーや学生にとってありがたいですね。
ツェルマットで安く食糧調達するならCoop
ツェルマット駅の目の前に日本でもお馴染みのCoopがあります。ツェルマットのレストランはスイス物価のため、4000円以上が相場。有名なチーズフォンデュを食べたい気持ちを抑えて、スイスではスーパーで食糧調達します。
ツェルマットで食費を抑えるならCoop一択です。日本人観光客が多いからか、おにぎりやお弁当も売っています。おにぎり1個300円くらいするので、Coopで安く済ませても昼食は1500円ほどでした。
ホステルに荷物を預けて、Coopで昼食も買ってベンチで食べた後は、ツェルマットの街を散策しました。写真は街の中でもひときわ目立っていたホテル。
自然の中で遊ぶ子供たちもよく見かけます。こんな避暑地で毎年優雅に過ごせるなんて羨ましいです。
聖マウリシウス・ローマカトリック教会
ツェルマットにある歴史ある教会。現在の建物は1980年に教区創立700周年を記念して改装されたもの。傍らにはマッターホルンで命を落とした登山家たちが眠る墓地があります。教会前にはキルヒ広場という広場があり、夏にはイベントが開催されています。
木造の家が建ち並び、ベランダには赤い花が飾られています。
ツェルマット中心を流れるマッターフィスパ川は、周りの山々の雪解け水を一手に集めて流れています。真っ白で勢いよく流れていました。
リッフェルアルプ駅まで登ってみた
まだまだヨーロッパ周遊旅行の後半戦のため、ここでお土産を買うわけにもいかず、街の散策はやることがなくなったので、ツェルマットに一緒に来た友人1名とゴルナーグラート鉄道の一つ目の駅まで徒歩で行ってみよう!ということになりました。
地図も持たずに適当に歩いていたので、途中で道を間違えましたが、看板を頼りにブラブラ歩きます。
途中でゴルナー渓谷(Gorner gorge)という小さな滝を見ることができる施設があったのですが、入場料が現金払いのみだったため引き返しました。
正規登山ルートに入ってひたすら山を登ります。
今回は行けませんでしたが、クライン・マッターホルン(マッターホルン・グレイシャー・パラダイス)というマッターホルンに一番近い場所にある展望台には、写真に写るロープウェーやゴンドラを使って行くことができます。
3885mの標高に登山装備無しで行けるヨーロッパ最高地点の展望台です。見慣れない角度からマッターホルンを見ることができます。ツェルマットからはフーリ(Furi)、トロッケナーシュテーク(Trockener Steg)でゴンドラとロープウェーを乗り換えて所要時間約40分だそうです。お金と時間に余裕があればぜひ利用してみてください。
下山する人はちらほらいますが、登山する人は皆無。本格派の登山家は朝早くからツェルマットから登り、ほとんどの観光客はゴルナーグラート鉄道で登ってから下山するので、昼間の時間帯から登っている自分たちはすごい変な観光客みたいな目で見られました笑
本格的にハイキングするのは次の日のため、服装も普通のカジュアル服です。友人にあたってはスニーカーで登っていたため、「君たちそんな格好で登るの?」みたいな目で見られました。
90分以上かけてひたすら登りました。入口だけ整備されていて、山の中に入ったら傾斜が急な山道だったため、いままでの登山で一番きつかったですね。
それなりに登るとツェルマットの街並みを一望できる位置まで来ました。
リッフェルアルプ駅
そしてついに一つ目の駅「リッフェルアルプ駅」に到着。特に何もありません笑
近くに5つ星ホテル「リッフェルアルプ リゾート 2222m」があるようだったので、そこまでちょっと歩いてみました。
リッフェルアルプ駅からホテルの宿泊者用のトロッコが走っています。それに付いていくと見晴らしの良い丘に到着しました。
1泊1名4〜5万円ほど。プールに温泉に最高の景色というさすがは5つ星ホテル。社会人になったので、次にツェルマットへ行くときはぜひここに泊まりたいですね。
ホテルの目の前にはカフェのような施設もあります。
目の前にはマッターホルンがそびえ立ちます。この時間帯は残念ながら雲がかかっていました。
パラグライダーを楽しむ人も見えました。
少し休憩して、5つ星ホテルにお別れして下山。帰りはゴルナーグラート鉄道に乗ろうと思ったのですが、運賃が片道2000円以上したので、意地で歩きました。下山は楽でした。
ツェルマットの街から眺めるマッターホルン
下山したらちょうどマッターホルンにかかっていた雲がなくなり、この日初めて綺麗なマッターホルンをお目にかかることができました。
夕日に照らされるマッターホルン。ツェルマットの街からでも十分眺めることができます。
マッターフィスパ川にかかる橋から綺麗に撮ることができました。良いフォトスポットです。
マッターホルンの写真も撮れて大満足。
街も徐々にライトアップされ始めました。
明日の本格ハイキングに向けて体力を温存するためにホステルへ帰還します。
何枚も撮ったのに、赤い夕日がマッターホルンの岩肌を照らして幻想的だったので、また三脚を置いて撮影しました。この時間帯から肌寒かったです。
明日は早朝からゴルナーグラート鉄道で登ってマッターホルンの景色を楽しみながらハイキングします。ヨーロッパ周遊旅行でここが一番写真の枚数が多いので、現像に時間がかかると思いますが、お楽しみに。
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