PHILIPS(フィリップス)
PHILIPS(フィリップス)は、1891年にオランダのアイントホーフェンにヘラルド・フィリップスが創業した電気機器メーカー。「’innovation and you’(イノベーション アンド ユー)」をコンセプトに掲げ、イノベーションを通じて人々の生活を向上させるというフィリップスのミッションに取り組んでいます。
昨今はヘルスケア製品・医療関連機器などのヘルステックに力を入れており、日本では電気シェーバーや電動歯ブラシで知名度が高いブランドです。
フィリップスの電機シェーバー「S9551/26」を2年使用してみて
父親が肌が弱く、肌に負担の少ないフィリップスの電機シェーバーを愛用していた影響で、私も同メーカーの5000シリーズを大学から使い始めました。Panasonic(パナソニック)のラムダッシュに変えようと思ったこともありましたが、レビューを見ると肌が弱い人向きではなさそうでしたので、社会人になってからは上位機種9000シリーズの「S9551/26」を購入し、現在まで使い続けています。
「S9551/26」を購入してから2年間、毎朝ひげ剃り(ドライシェイビング)をしていますが、一度も血が出たり、肌荒れなどの異常が出たことはありません。フィリップスは深剃りが苦手と言われることもありますが、確かに限界はあれど、手で触ってチクチクすることはないです。剃り残しが気になるようであれば肌に負担の大きいシェーバーに変えるよりも脱毛したほうが良い気がしますね。
音は静かで低振動。肌に優しいため、週1回の頻度で顔や首回りの産毛処理にも大活躍してくれます。また、「S9551/26」にはトリマーがセットで付くため、もみあげを刈り上げるのに使っています。
メンテナンスは週に1回の水洗いとスマートクリーンシステムによる洗浄液の自動洗浄。切れ味を保ちながら不具合なく2年間使い続けることができました。
メーカーが推奨する電機シェーバーの刃の交換目安時期
各メーカーで推奨している電機シェーバーの刃の交換の目安時期は下表のとおり。
ブランド | 交換目安時期 | Amazonの交換刃の価格 |
Philips(フィリップス) | 2年 | 5300円(9000シリーズ) |
Panasonic(パナソニック) | 外刃1年、内刃2年 | 6800円(ES9038) |
BRAUN(ブラウン) | 18カ月 | 4000円(シリーズ7) |
フィリップスは交換目安が2年です。交換頻度が少ないのはフィリップス、替刃の価格が安いのはブラウンですね。
正規品の交換刃は安くはありませんが、歯ブラシとは違ってまともな互換品はありませんので、正規品を買うことを強くオススメします。
刃はケチらず交換したほうが良い
シェービングヘッドは2年間で約900 万本のヒゲを剃ります。性能を理想的な状態で維持するためにシェービングヘッドを交換してください。(フィリップス公式)
交換目安時期の2年を過ぎてもシェーバーを使い続けることは可能ですが、切れ味は落ちる一方で剃る時間が長くなり、肌への負担が大きくなります。
新しい刃にすれば切れ味が戻り、剃る時間が短縮され、フィリップスの強みの「肌への負担が少ない反り心地」が甦ります。
フィリップスの電機シェーバーの替刃対応品一覧
フィリップスの電機シェーバーの交換刃はシリーズごとに異なります。
シェーバーの型版 | 交換刃の型版 | Amazonの価格 |
S9000 Prestige (SP9861、 SP9863) | SH98/81 | 7200円 |
8000、9000シリーズ(S8xxx、S9xxx) | SH90/81 | 5300円 |
角型5000、7000シリーズ(角型 S5xxx、S7xxx) | SH71/51 | 4900円 |
5000、6000シリーズ(S5xxx、S6xxx) | SH50/51 | 2700円 |
【レビュー】電機シェーバー9000シリーズの刃を交換してみた「SH90/81」
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シェービング性能を維持するために2年で刃の交換を推奨されているため、ちょうど2年が経ったので替刃を購入しました。フィリップスの上位機種シリーズは、刃の交換推奨タイミングで本体に「替刃交換マーク」が表点灯する機能が内蔵されていますが、気付かず取り替えてしまいました。
アマゾンで5300円、楽天で5350円ですが、ポイントを考慮すると楽天で購入するのがお得です。
8000シリーズでも使用可能です。
本製品はシェービングヘッドの上部のみで下ジョイント部分は付属しないため、ジョイント部分は使いまわすことになります。
中国製の多い家電製品ですが、フィリップスの替刃はオランダ製。
中身はこれだけです。
左が古い刃で、右が新しい刃。見た目に大きな変化はありません。
2年使用した刃と新品の比較
洗浄液を使って定期的にメンテナンスしていたおかげか、2年使用した刃は新品と比べても状態が良いですね。
古い刃と現行品の替刃で異なる部分は刃の固定アタッチメント。旧モデルはプラスチックのオレンジ色のリングでしたが、現行品は水色のアタッチメントです。
オレンジ色のリングは手でも外せるのですが、写真の通りリングを取り外す付属品があったので、それを使って取り外ししていました。私は問題なく使えていたのですが、レビューを見ると、
- オレンジのリングが欠けた、割れた
- 使用中にリングがズレた
といったコメントが見受けられましたので、改善したのだと思われます。
新しい刃には付属品がなく、手回しで取り外します。最初はやり方に戸惑いましたが、慣れればこちらのほうが簡単ですね。
左回しで取り外し、右回しで固定します。
刃を入れる枠は、溝の出っ張り部分のみ変わっていました。
2年間毎日使っていたのに思ったより汚れていません。クリーナー液のおかげでサビも皆無です。
刃の状態も目で見て分かる違いはありません。「交換する意味ある?」と思われそうですが、後述する通り、やはり2年使用した刃は切れ味が落ちていたため、メーカー推奨の2年での交換はマストです。
刃の交換方法
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新しい刃の使い心地、感想
新しい刃に変えて1週間使用してみました。感想としては、
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刃の状態は見た目では変化が分かりませんでしたが、肌の上でスムーズに動かせるようになったのと、短時間で深剃りできるようになったことを実感してみて、やはり刃の切れ味が落ちていたんだなと認識できました。
スマートクリーンシステム(クリーニング液)を使った方が刃が長持ちする
9000シリーズにはスマートクリーンシステムがセットで付属しているモデルがあります。シェーバーを充電しながら、自動で刃を洗浄・消毒・乾燥できる優れものです。
クリーニング液には刃を潤滑化する効果もあるため、刃の切れ味を維持することができます。また、クリーン液は99%の除菌効果がありますが、アルコールフリーのため、洗浄後も肌に優しいままです。
ジェルやシェービングクリームを使ってひげ剃りすると、水洗いだけでは落ちなかったものが付着して刃を劣化させることもあるため、それらを綺麗に落とすためにも使用をオススメします。
クリーニング液は2個セットで1250円ほど。1個で3カ月使えるため、1カ月あたり約210円です。
カートリッジ式で取り外しはとても簡単。クリーニング液もオランダ製です。
ちょうど良いタイミングでしたので、クリーニング液も取り替えました。新品のクリーニング液は明るい色ですね。爽やかな香りも復活しました。
水洗いしてヘッドの内部に付着した細かい髭を落としてからクリーンシステムを使っていますが、3カ月以上使用したクリーニング液のフィルター越しには髭くずが少し溜まっていました。
水洗いだけでは落ちない汚れを落とし、刃の性能を維持できますので、クリーニング液の使用がオススメです。
刃を交換して購入当時の反り心地を甦らせる
2年も使用していると、購入当時の反り心地を忘れていましたが、刃を交換してみて明らかに使用感が改善したので、交換推奨時期になったら新しい刃を購入することを強くオススメします。
このシェーバーにはまた2年間お世話になりそうです。
シェーバーの型版 | 交換刃の型版 | Amazonの価格 |
S9000 Prestige (SP9861、 SP9863) | SH98/81 | 7200円 |
8000、9000シリーズ(S8xxx、S9xxx) | SH90/81 | 5300円 |
角型5000、7000シリーズ(角型 S5xxx、S7xxx) | SH71/51 | 4900円 |
5000、6000シリーズ(S5xxx、S6xxx) | SH50/51 | 2700円 |
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) created by Rinker Philips(フィリップス) |
ひこ刃を交換するだけでも使い心地がかなり改善します。最近は電気シェーバーに大きなモデルチェンジが頻繁にないため、現在のモデルの使い心地に満足しているのであれば、刃を交換しながら使い続けるのが良いでしょう。