Johnstons(ジョンストンズ)|1つは持っておきたいブラックウォッチのメンズマフラー
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Johnstons(ジョンストンズ) Johnstons(ジョンストンズ)は1797年にスコットランドの北東に位置するエ.....

春らしい天気になり、マフラーを巻くことがなくなったので、冬物から春夏物へ衣替え。目立ったシミはありませんが、肌に直接触れるものなので、汗、皮脂汚れが気になります。

そこでJohnstons(ジョンストンズ)のカシミヤマフラーを自宅で手洗いしました。

【アイテム紹介】

  • アイテム:Johnstons(ジョンストンズ)のカシミヤマフラー(ブラックウォッチ)
  • サイズ:約180cm×25cm
  • 素材:カシミヤ100%、スコットランド製
  • 使用期間:一昨年の冬から2シーズン。1年目はほとんど使用せずブラッシングして保管。
  • 使用頻度:冬の間、週2日程度
  • 洗濯表示:DRY CLEANING ONLY

 

日常のお手入れ、ケア

服も靴も長く着続けるために最も大事なことは、日常のお手入れ・ケアです。使ったらブラッシングして汚れを落とす、これが一番。

一般的にカシミヤはウールに比べて毛が細く、一本一本の毛の間に空気を多く含んでいます。これがあの肌触りを生み出しているのですが、デメリットとして埃や汚れが溜まりやすいことが挙げられます。汚れを放置すると毛玉ができてしまい、徐々にカシミヤの生地が薄くなっていきます使用したら必ずブラッシングすることがカシミヤマフラーを長く愛用する秘訣です。

  • 着用後、テーブルなどにマフラーを広げて置き、馬毛などの柔らかいブラシで丁寧にブラッシングして埃や汚れを落とします。最初に繊維と逆方向に汚れをかき出すようにブラッシングし、次に繊維に沿って丁寧にブラッシング。繊維が綺麗に整って光沢がよみがえります。
  • 吸った汗や湿気を発散させるため、着用後はハンガーなどにかけて少し休ませます。
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カシミヤマフラーはクリーニングに出すだけではダメ

信頼できるお店や、カシミヤなど動物毛の衣類を専門とするクリーニング店ならクリーニングに出してもいいとは思いますが、その辺のお店に持ち込むとマフラーの風合いが変わって帰ってくることがあります。

カシミヤはクリーニングに強くありません。石油系の有機溶剤を使うドライクリーニングは、油脂汚れを落とすことはできますが、汗などの水溶性の汚れを落とすことができないため、完璧に綺麗にはなっていません。肌に直接触れるものとしては衛生面でも十分とはいえません。また、ドライクリーニングは繊細なカシミヤと相性が良くなく、カシミヤ特有の油分を取り去って生地を傷めます。

クリーニングに出すのは自宅で取れないシミや汚れが付いたときのみにして、それ以外は自分で洗うほうが経済的にもカシミヤマフラーにもやさしいのです。

 

カシミヤマフラーを自宅で手洗いする方法

カシミヤは繊細なので、必ず手洗いで脱水のみ洗濯機を使いましょう。

 

準備する物

カシミヤマフラーの手洗いで準備する物は

  • 馬毛など柔らかいブラシ:洗う前のブラッシング、最後の仕上げ
  • ウール、カシミヤ用の洗剤:動物毛は化学繊維と扱いが異なるため、専用洗剤を用意。
  • アイロン、アイロン台、当て布:乾かしたマフラーをスチームでシワ取り。
  • 平干しネット:洗ったカシミヤマフラーを乾かすため

 

ウール・カシミヤ用洗剤「ザ・ランドレス」

ウール・カシミヤ用洗剤といえばこれ、というくらい有名な「ザ・ランドレス」。ニューヨーク生まれのファブリックケアブランド。

ドライクリーニングでしか洗えなかった衣類を洗うことができ、汚れを落として天然毛の自然なつやと風合いを守ります。香りは防虫効果があると言われるシダーです。

 

事前チェック(毛玉・汚れ・洗濯表示)とブラッシング

1.毛玉確認

普段からブラッシングをしていれば毛玉ができることはほぼないですが、洗う前に毛玉の有無を確認します。

ニット製品の毛玉はテスコムの毛玉取り器がオススメですが、さすがにカシミヤマフラーは毛を極力削りたくないので、毛玉があった場合は、ハサミとピンセットで丁寧に取り除きましょう

 

2.洗濯表示を確認する

カシミヤマフラーはおそらくどれも「DRY CLEANING ONLY」だと思います。「ザ・ランドレス」などのウール・カシミヤ用の洗剤なら自宅で水洗いすることができます。

「水洗い不可」という洗濯表示がついているものは、清く専門業者に任せましょう。複雑な形のものや装飾がついていて自宅で綺麗に仕上げるのが難しいものはこの表示があります。一般的なマフラーなら「DRY CLEANING ONLY」のみなので、自宅で洗えます。製品によって表示が異なることもあるので、お気に入りの服をダメにしないためにも確認しましょう。

 

3.汚れ確認、色落ち確認

汚れやシミが無いか確認します。もしあったら、使用する洗剤で色落ちしないか確認した上で、柔らかいタオルに薄めた洗剤を付けて拭き取ります。(洗剤が繊維に残らない様に、水に浸した柔らかいタオル等で洗剤を取り除きます)

 

4.ブラッシング

まずは、埃や汚れをブラッシングで落とします。

  1. 汚れをかき出すために毛の流れに逆らってブラッシング
  2. 毛の流れを整えるために、毛の流れに沿ってブラッシング

 

ハンガーにかけてやるのがブラッシングしやすいですが、カシミヤマフラーはデリケートなので、机の上に平置きにしてブラッシングするほうが好ましいです。そこまで気にしすぎなくてもいい気はしますが。。

 

カシミヤマフラーを手洗いする

1.ぬるい水(30℃目安)を用意する

カシミヤは動物の毛。つまり髪の毛と同じで、熱いお湯にに付けると縮んで傷む原因になります。かといって冷たすぎると油汚れが落ちにくくなるため、ぬるい水(30℃目安)を用意します。

また、しっかりマフラーが浸からないと汚れが落ちないので、水の量は多めにします。今回洗うマフラーは幅が35cmの小判マフラーなので桶や手洗い場に4〜5L、大判マフラーであればもっと大きいスペースにしっかり浸かる量の水を用意します。

 

使用する洗剤の表示量に従って適量の洗剤を投入します。「ザ・ランドレス」は5Lに対してキャップ1杯(7.5mL)を推奨しているので、そのとおりに入れます。洗剤を入れたらかるくかき混ぜて泡立たせます。

 

2.ネットに入れて浸水させ、かるく押し洗いする

洗うときに毛が擦れると生地を傷めるため、極力擦らないようにネットに入れてから浸水させます。摩擦に気をつけて、サッと短時間で優しく押し洗いします。

 

3.30分間つけ置きして、2〜3回すすぐ

30分間つけ置きにしたら、2〜3回水を入れ替えてやさしく押し洗い、すすぎます。汚れや泡がなくなっているのを確認。

※つけ置き時間は洗剤の表示を確認してください。

 

4.かるく押して水を切る、洗濯機で脱水する

かるく押して水を切ります。手で絞ると生地が痛むのでNGです。その後、ネットに入れたまま、洗濯機の壁に張り付けて20秒〜30秒ほど脱水します。

余裕がある方は、洗濯機を使わずに、柔らかいバスタオルでぐるぐる巻きにする脱水のほうがより優しくて理想です。

 

5.日陰で平干しにする

風通しが良い日陰で平干しにします。しっかりフリンジを揃えましょう。

 

ハンガーは跡が付いたり、伸びるのでNGです。乾燥の時の空気の含ませ方で仕上がりも変わるため、風通しに気を配るとふんわりとした良い仕上がりになります。

 

6.アイロンでスチームを当ててしわを取る

乾いたら、しわを取るために、当て布をして低音でスチームを当てます。カシミヤは熱に弱いので、直接高音を当てないようにします。アイロンではなく、スチームが理想ですね。

 

7.ブラッシングで毛流れを整える

最後にブラッシングして毛流れを整えます。

 

自宅手洗いでフワフワの仕上がりに!

仕上がったジョンストンズのマフラーはかなりフワフワになりました。

 

手洗い前

手洗い前も、日頃のブラッシングのおかげか空気を含んで徐々にフワフワになっていたのですが、手洗い後の仕上がりを見ると、

 

手洗い後

ここまでボリュームアップしました。

 

カシミヤマフラーは自宅で手洗いできるし、したほうが良い

最初は面倒に感じますが、やってみるとその仕上がり具合に感動します。クリーニングより良い仕上がりなんじゃないかと思うほど。へたにオプション付けて高いクリーニング代を出すより、自分で手洗いするほうが、経済的で愛着も沸きます。今年の衣替えは自宅クリーニングをしてみてはどうでしょう?

 

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