BORRIELLO(ボリエッロ)
BORRIELLO(ボリエッロ)は1980年にCLELIA BORRIELLO(クレリア・ボリエッロ)氏がナポリの近郊にある小さな街バーラで小さなワークショップを設立して創業したシャツブランド。
ボリエッロの高品質な生地、独自のパターン、シャツ作りの技術に目を付けた有名ブランドからOEM(受託製造)も手掛けるようになり、瞬く間に高級シャツメーカーとしての地位を獲得しました。
BORRIELLO(ボリエッロ)の工房は、品質を維持するため生産規模は拡大せず、35人ほどの職人と2つの工場で、オリジナルのシャツを全てナポリで製造し続けています。現在は2代目のファビオ・ボリエッロ氏がビジネスを継いでいます。
【レビュー】BORRIELLO(ボリエッロ)|フラワープリント(花柄)シャツ
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新生活の出費で洋服を買えていませんでしたが、久しぶりにGILTでBORRIELLO(ボリエッロ)のカジュアルシャツを購入しました。
今回購入したのは花柄のフラワープリントシャツ。ナポリのシャツブランドはいくつかありますが、ボリエッロは他にはない、オリジナル柄の生地が豊富です。個人的にボリエッロといえば花柄シャツというイメージがあります。既に1着花柄シャツを持っていますが、また今回購入しました。
品番「9284/3」。ボリエッロのカジュアルシャツはミシン縫いのものもありますが、こちらは一部ハンドメイドになっています。
ディテール
1枚で着るには少し勇気が要る派手な柄ですが、重ね着してワンポイントアクセントにすれば良さそうです。
サイズ37。
生地
綿100%、少し厚めのツイル生地で、これからの秋〜春にかけてぴったりです。
ボタン、ボタンホール
ボリエッロのカジュアルシャツは高瀬貝が用いられることが多いですが、このシャツはハンドメイドラインということで白蝶貝が採用されています。ボタンの縫い付けはザンパテグリアート(千鳥掛け、鳥足掛け)でハンドメイド。
ボタンホールは左右はミシン、上下のかんぬき止めは手縫いです。
襟
襟型はBORRIELLO(ボリエッロ)の定番モデル「BORRIELLO」。ブランド名と同名の襟型で、通常のワイドカラーよりも襟の開きを抑え、剣先の長さが短くなっており、全体的にコンパクトな印象です。開襟の時の首から胸元を綺麗に演出してくれるオリジナルの襟型です。
カジュアルシャツだからかカラーキーパー(カラーステイ)を挿す箇所はありません。襟付け等は全てミシン縫いですが、細かいステッチでずれることなく丁寧に縫われています。
前身ヨーク(肩)
前身ヨーク(肩)もミシン縫い。
ガゼット
ボリエッロの「B」が刺繍されたガゼットは手縫い。
袖付け
袖付けは手縫い。前振り仕様です。
袖口、剣ボロ
1タック、ラウンドカフス(小丸)。ミシン縫いですが、縁ギリギリを細かい運針で一直線に縫っています。
裾巻き
裾巻き(裾の折り返し)は約4mm。
ヨークは気持ち程度の小さなギャザー(雨降らし)があります。背ダーツは無し。脇下からのシルエットはほぼ直線ですが、細めです。
試着・サイズ感
37サイズ。
着丈 | 75.5cm |
肩幅 | 43cm |
袖丈 | 61.5cm |
身幅 | 49cm |
171cm、55kgの私は、シャツの袖丈は61cmがマイサイズのため、このシャツはお直し不要でした。肩幅は少しゆとりがありますが、細めのボディシルエットです。
コンパクトな襟型。第一ボタンを閉めると首が絞まるので開けています。第2ボタンまでの距離を短めにしているので、イタリア人らしく第2ボタンまで開けることも考えられています。
柄の主張は強いですが、個人的には単体で着るのもギリギリ有りかなと思っています。
コートやニットに合わせると程よいアクセントになってくれます。無地のシャツの単調なコーディネートに少し飽きていたので、これからの季節に重宝しそうです。
BORRIELLO(ボリエッロ)の取扱い店舗
BORRIELLO(ボリエッロ)は、BEAMSなどのセレクトショップで取扱いがあります。私が今回利用したGILTは、会員登録してブランドをお気に入り登録していれば、セール開催時に通知してくれます。