DUENDE(デュエンデ)
DUENDE(デュエンデ)は、2002年に設立された日本発のデザイン家具のプロダクトレーベル。「ミニマムでファンクションのあるデザイン」をコンセプトに、日本の機能美を追い求めて辿り着いた、洗練されたシンプルかつ機能的な製品を生み出しています。
ブランド名の「DUENDE」は、スペイン語で「心を魅了する」という意味。シリーズごとに国内外のデザイナーとコラボし、木材とスチールの素材の特徴を活かしたフォルムやデザインは、日本のみならず海外でも高い評価を受けています。
TILL アンブレラスタンド
引っ越しを機にお洒落でシンプルな傘立てを探して見つけたのが2009年に発表されたDUENDEの「TILL アンブレラスタンド」でした。
2008年から活動している、イトウケンジさんとウミノタカヒロさんによるデザインユニット「mute」がデザインを手がけています。玄関以外の狭いスペースにも置くことができるように、「傘は立てて収納するもの」という概念を見直し、持ち手を引っ掛けて収納する「傘かけ」を作りました。傘立てにこだわらず、室内でも多用途で使うこともできます。
人気商品から数万円以上する高級傘立てまでいろいろ見ましたが、デザインに一目惚れしたのはこの「TILL」だけでしたので、新居にお迎えしました。
【レビュー】DUENDE(デュエンデ)|お洒落でシンプルな傘立て「TILL アンブレラスタンド」
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輸送コストを抑えるため、組立式になっています。薄い段ボールに収納されて届きました。
水受け(スチール1枚、ラバー1枚)、本体、トレー(スチール1枚、ラバー1枚)、S字フック2個、ネジ2個、滑り止め4個、説明書が入っています。
スチール本体は少し重いですが、一人で5分ほどで組み立てることができましたので、家具の組み立てに比べればとても簡単です。
水受けとトレーはそれぞれ、スチールと同色で厚みを揃えたラバー状のプレートが入っています。TPR(Thermo Plastic Rubber)という素材で作られており、スチールに上から被せてはめ込む仕様になっています。
さっそく玄関に設置しました。「エポキシ粉体塗装」で仕上げたスチール本体は高級感があります。
鍵や靴べらを置くことができる小物トレー
上部に小物類を置くことの出来る四角いトレーがあるため、私はここに靴べらと家のカギを置いています。カギを部屋に取りに戻ることがなくなってとても便利になりました。
上から被せているラバーが滑り止めとして機能しており、置いた小物が落ちるといったこともありません。四角いトレーの耐荷重は1kgです。
S字フックが2個付属します。私は玄関でブラッシングできるように洋服ブラシをかけています。
Fox Umbrellaの傘は少し長めですが、水受けからは1cmほど浮かせて収納できます。一般的な傘立てに比べて通気性に優れているため、傘をしっかり乾かしてサビを防止できるのが良いですね。
水受けはラバーを付けることで水滴によるスチールの腐食を防止します。また、スチールの裏側には小さな滑り止めシールを4箇所付けており、本体がズレ動くことはありません。
傘掛けとして使用されることが多いと思いますが、メーカーからは部屋やウォークインクローゼットの中での使用も提案されています。
L字部分にネクタイやベルトをかけたり、四角いトレーに小さな植物を置いて部屋のインテリアとして使ってみたりと、アイデア次第で使い道はたくさんありそうです。そこまで重くないので移動させやすいです。
シンプルで洗練されたデザイン、高級傘を掛けても見劣りしないスチールの質感、トレーやラバーの機能性とどこを取っても素晴らしく、約1万円の価格に対してかなり満足感は高いと思います。
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) |