WEDGWOOD(ウェッジウッド)
WEDGWOOD(ウェッジウッド)は1759年に「英国陶工の父」と讃えられたジョサイア・ウェッジウッドが創業したイギリスの老舗陶磁器メーカー。
シャーロット英国王妃からクリーム色の陶器の製作を依頼され、完成した「クリーム ウェア」は「クイーンズ ウェア」という名称が与えられました。その後、ジョサイアは「Potter to Her Majesty(女王陛下の陶工)」の称号も拝命し、ウェッジウッドが英国王室御用達ブランドとなったことでその名声が世界へと広まりました。
その後、黒い陶器「ブラック バサルト」、マットな質感・色・装飾を特徴とする「ジャスパー」といった代表シリーズを生み出しました。「質の高いテーブルウェアをより多くの人に」のコンセプトで様々なテーブルウェアを世に送り出し、ヴェラ・ウォン(Vera Wang)やジャスパー・コンラン(Jasper Conran)といった有名デザイナーともコラボレーションしています。
2015年にロイヤル・コペンハーゲン、イッタラ、アラビア等のブランドを展開するフィンランドの大手消費財グループ「フィスカース(Fiskars)」の傘下に入りました。
高級磁器「ファイン ボーン チャイナ」
中国の白磁の白さを作る原料のカオリンが入手できないイギリスでは、18世紀に牛の骨灰を原料とすることで白い磁器「ボーン チャイナ(Bone china)」を生み出しました。
「ボーン チャイナ」は以下の特徴があります。
色合い | 一般的な白磁の青白さとは対照的に、乳白色の温かみのある白さがある(骨灰の含有量が多い程、その違いが顕著)。 |
強度 | 一般的な磁器に比べて、カップで2倍、プレート類で4倍の強度があり、ウェッジウッドのボンドカップ4個で乗用車1台を支えられるほど。 |
透光性 | 一般的な磁器に比べて、透光性が高い |
その中でも骨灰を50%以上含む最高級品を「ファイン ボーン チャイナ」と呼び、1812年にウェッジウッドの創業者ジョサイアの次男のジョサイアⅡ世が発明しました。
【レビュー】WEDGWOOD(ウェッジウッド)|優雅なティータイムを演出するカップ&ソーサー「ルネッサンス ゴールド」
|
自宅にいる時は毎日紅茶とコーヒーを好んで飲むのですが、これまで使っていたマグカップだと使い心地は良くても気分が上がらないという何とも贅沢な悩みがありました。
カップ&ソーサーの組み合わせにも憧れがあり、様々なブランドとデザインを調べて目に留まったウェッジウッドの「ルネッサンス ゴールド ティーカップ&ソーサー」を購入しました。
定価は11,000円(税込)と高価ですが、楽天通販で約8000円で購入できました。
「ルネッサンス ゴールド」は、ウェッジウッド創業時のネオ・クラシカルスタイルを現代風にアレンジしたパターンシリーズで、連続するオーバル(楕円)模様は、ジャスパー カメオ(ペンダント)のオマージュ。英国王室のオフィシャルカラーであるロイヤルブルーとゴールドの組み合わせが優雅でラグジュアリーな雰囲気を演出しています。
インドネシア製。シールは綺麗に剥がせます。
カップとソーサーの裏底にロゴの刻印があります。上述した通り強度が高い素材なので、食器洗い機も使用OK。
高級カップ&ソーサーは数万円以上するものもありますが、それらに見劣らない高級感があり、見た目と佇まいがエレガントで所有欲を満たしてくれます。
持ち手は角張ったデザインで、薬指で沿うように支え、上部は親指が乗るように設計されています。カップとソーサーはそれぞれ約160gで軽いです。
お気に入りの紅茶「イングリッシュブレックファースト」を淹れてみましたが、いつものマグに入れるより上品で美味しそうなビジュアルになってくれました。
せっかくなので英国らしくミルクティーにして飲んでみましたが、いつもと同じ紅茶のはずなのに美味しく感じてしまうのはなぜでしょう。カップは厚みが薄めですが、保温性は十分高いです。
一人でコーヒーを飲む時はサーバーを使わずカップにドリッパーをのせて直接抽出しているのですが、このカップもハリオのドリッパーがちょうど乗っかってくれます。
250ml入るので紅茶コーヒーどちらも兼用できて使い勝手も良いです。
ギフトにもオススメ!所有欲を満たしてくれるカップ&ソーサー
プチ贅沢気分を味わえるようにまずは自分用に購入しましたが、デザイン、高級感、使い心地、どれも大満足で所有欲を満たしてくれるアイテムです。来客時のティータイムに使えば褒められること間違いなし。結婚祝い等のギフトにもオススメです。
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) |