PT TORINO(ピーティートリノ)
PT TORINO(ピーティートリノ)は、イタリアのトリノでパンツ専業メーカーとして2008年に創業しました。以前はPT01(ピーティーゼロウーノ)というブランド名でしたが、創業地であるトリノに敬意を示し、「究極のパンツ」を創るという意志をブランド名をリニューアルしました。
PT TORINO(ピーティー・トリノ)は、「メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ」というコンセプトの下、それまでクラシック一辺倒だったドレスパンツの世界に、幅広いデザインソースから取り入れた多彩なバリエーションを揃えました。
各モデルにテーマが設定されており、独自のデザインで演出される世界観、美しいヒップラインとともに脚長効果も備えた完璧なシルエットに魅了された顧客が世界中にいます。
創業して間もないながらも、デザイン、シルエット、生地、全てが高いクオリティで提供されるPT TORINOのパンツは、今やINCOTEX(インコテックス)と並ぶまでとなりました。
春夏にピッタリのオリーブ色スラックス 購入レビュー
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日本でも絶大な人気を誇るPT TORINO。INCOTEXと同じく定価4万円ほどの高級パンツブランドになっています。さすがに定価だと手が出せませんが、大手セレクトショップで取扱いがあるため、セールでも手に入れやすいブランドです。
16,000〜18,000円でセールになっていることもありますが、デザインや生地がイマイチだったりします。別注品や人気商品はそこまで値下がりしないので、PT TORINOのパンツは18,000円〜24,000円くらいで狙っていきたいですね。
今回、私は春夏に合いそうなオリーブ色のトロピカルウールスラックスをBEAMSのセールで20,350円で購入しました。
ポリウレタンが2%入っているので、ストレッチが効きます。
BEAMS Fの別注品。
BUSINESSシリーズのGENTLEMAN FIT(ジェントルマンフィット)。
腰回りの程よいゆとりが古き良きクラシックさを演出しながらも、裾にかけてテーパードを効かせスッキリとした裾幅はモダンな表情もあります。「ニュークラシック」と呼ぶにふさわしい、リラックスした大人の表情を生む定番フィッティングです。
ディテール
ボタンの素材は不明ですが、ワンポイントとなるような高級感のあるデザインになっています。PTの文字が刻印されているのも良いですね。
サイドアジャスターのバックルはヴィンテージ調のデザイン。ボタンと合わせてクラシックな雰囲気で統一されています。
高級パンツにはお馴染みのディテール。ウエストは斜め後ろに傾いており、Vスリットもあるので、しゃがんだときにシャツが出たり、パンツがずり下がることがなく腰部のフィット感が高いです。
ジッパーは信頼の置けるYKK製。
「テング(天狗鼻)」、「持ち出し」
2プリーツ、ベルトレスのサイドアジャスターのクラシックパンツ定番のディテール。ウエストバンドの幅が広いのもドレス感がありとても好みです。
腰〜太ももにかけてゆとりがあり、裾にかけてテーパードを効かせた美しいシルエット。細すぎず太すぎない自然にリラックスしているシルエットは大人っぽさがあります。
生地は春夏向きのトロピカルウール。通気性良く、履き心地、肌触りも最高です。
写真を撮った時の光加減で色味が微妙ですね。もう少し明るめのオリーブ色です。
ウエスト73cmで、44サイズがピッタリ。
手持ちのGTAのパンツと比べると、PT TORINOのほうがシルエットが美しいと思います。4.5cmダブルで裾上げしています。
ビジネスで着るには少し明るい色ですが、対外的な仕事がない日はジャケパンスタイルで着ても違和感なく使えそうです。もちろん、休日コーディネートでも活躍してくれるでしょう。
PT TORINOはデザインが豊富なので、春夏、秋冬で何着も揃えたいですね。