デュッセルドルフ(Düsseldorf)
オランダとドイツの国境近く、ドイツ西部の都市「デュッセルドルフ」はルール工業地帯の近くにあり、ドイツの中でも経済的に発展した街です。「世界の住みやすい都市ランキング」でも毎年上位にランクインしているほど。そのため、デュッセルドルフには多くの日本企業が進出しています。それに伴ってデュッセルドルフでの日本人の人口が多くなり、現在ではヨーロッパの中でも規模の大きい日本人街ができています。
日本食を求めてデュッセルドルフ観光
オランダとドイツの国境付近にあり、ケルンへ旅行に行く道中に寄り道できる位置にデュッセルドルフがあります。留学中、友人が日本食に飢えていたため、ラーメンを求めて半日で観光してきました。午前10時半にデュッセルドルフ中央駅に到着。中央駅なので人が多いです。スリに注意が必要です。私はここからケルンへ行く列車の中で被害に遭いかけました。
世界で最も美しいショッピングストリートの一つ「ケーニヒスアレー(Konigsallee)」
デュッセルドルフには「ケーニヒスアレー(Konigsallee)」という有名ブランドが軒並み店を構える大きなショッピングストリートがあります。世界で最も美しいショッピングストリートの一つとして知られています。
日本人街「インマーマン通り」で食べるラーメン「麺処 匠」
今回デュッセルドルフを訪れた目的は
ラーメン!
日本人街が特に発展しているここ「インマーマン通り」には数多くの日本食レストランが建ち並びます。その中でもとりわけ人気なのがこの「麺処 匠」。日本人はもちろん、観光客、地元のドイツ人も出入りする人気店です。この写真、開店前です。その人気ぶりに驚き。
Brickny Europe
営業時間
月曜日~金曜日 | 11:30 – 23:15 (ラストオーダー 22:30) |
土曜日、日曜日 | 11:30 – 22:45 (ラストオーダー 22:00) |
※予約は受けて付けていません |
メニューは日本語があり、店員さんもほぼ全員日本人。(英語で話しかけてしまったため、終始英語での接客でしたがw)。久々の日本食にワクワクしながら餃子と味噌ラーメンを注文。友人はキリンビールを昼間から注文。
久しぶりの餃子の肉汁が体に染み渡ります。味噌ラーメンは麺にコシがあって食べ応えがあります。日本の美味しいラーメン屋さんと比べると特別美味しい!というわけでもないかもしれませんが、ヨーロッパでちゃんとした日本のラーメンを食べられる場所は貴重です。わざわざ近隣諸国からこのラーメンを食べにくるというのもうなずけます。
旧市街(アルトシュタット)でアルトビールを飲む
デュッセルドルフの観光は旧市街(アルトシュタット)に集中しています。色々なお店があり、ドイツらしい立ち飲みバーもたくさんあります。ここ「Zum Uerige」というバーは特に有名なバー。みんな昼間から外でビールを飲んでいます。さすがドイツ笑
中に入って座ることもできるので、僕たちは中に入って飲むことに。(店内にも立ち飲みスペースあり)
樽がテーブルで中世の雰囲気漂う店内です。席に座るとさっそくデュッセルドルフ名産のアルトビール(Altbier)を持ったお兄さんがやって来ます。1杯飲む度にコースターに線が引かれ、最後にその線の数でお勘定。常にビールを持ったウェイターさんがウロウロしているので、飲み終わったら呼んでおかわり。もうビールのわんこそば状態。
アルトビールはデュッセルドルフを中心に飲まれる上面発酵のビールで、独特の苦みが特徴です。見た目も濃い茶色で苦みを連想させます。ビールが嫌いな人というか、コーヒーなど苦みが好きじゃない人はあまり美味しく感じられないかもしれません。深煎りのコーヒーが大好きな私には美味しく感じられました。まだ昼間だったので、結局一人2杯ずつ飲んで席を立ちましたが、声をかけてきた隣の席の老後生活を満喫してるであろうおじ様おば様たちはコースター1周の4分の3に線が引かれていて、「さすがドイツ…」と感服しました。
その後、ヨハンヴィルヘルム2世の騎馬像&市庁舎(Jan-Wellem-Reiterstandbild)へ行ったのですが、この日は何かのイベントがあり、テントが立ち並んでいたので市庁舎の写真が撮れず…
旧市街をぶらぶら歩いていると、ライン川に出てきました。奥に見えるのはライン塔です。デュッセルドルフを一望できる展望台があるらしいのですが、天気も悪く、少し距離があったので今回は行きませんでした。
貨物船がよく通ります。
聖ランベルトゥス教会(St. Lambertus-Basilika)
ライン川沿いを歩いて行くと、デュッセルドルフで最も古い教会「聖ランベルトゥス教会(St. Lambertus-Basilika)」が見えてきます。
ケーニヒスアレーの近くのデュッセルドルフで一番賑わっていそうな通りです。洗練されたファッションの方が多かった印象です。高級な服や高級車を何度も見かけたのでやはり富裕層が住んでいるのでしょう。
以上でデュッセルドルフの観光は終わりです。午前10時半から午後16時までの5時間半でしっかり観光もでき、美味しいものも食べて飲むことができました。観光要素は少ないので「ぜひ行ってほしい!!」とまではいきませんが、ドイツの旅行中に寄る機会があればオススメです!