Davids(デイヴィッズ)
Davids(デイヴィッズ)はアメリカのナチュラルオーラルケアブランド。創業者Eric David Bussが、自身が使用していた「天然」と書かれた歯磨き粉の原料に不健康な成分が多く含まれていることを知り、身体にも環境にも優しい歯磨き粉を探し続け、最終的にオリジナル歯みがき粉を作ることに辿り着きました。2011年から4年間にわたり専門家と研究を行い、2015年に「Davids ホワイトニングトゥースペースト」が完成しました。
Davids ホワイトニングトゥースペースト特徴
100%天然由来原料
原料は100%天然由来(98%アメリカ製・2%日本製)のもののみを使用しており、トレーサビリティも確保されています。
フッ化物フリー、硫酸塩系発泡剤フリー、人工甘香味料フリー、保存料フリー、着色料フリー。動物性原料不使用(Vegan)
契約ミント農家から届くミントオイルを使用
契約ミント農家から直接届く新鮮なミントオイルを使用し、オリジナルのミントフレーバーを調合しています。人工香料は一切使用せず、磨いた後は口の中に優しいミントの爽やかさが残ります。
環境への配慮
金属製のチューブはリサイクル可能。天然のミントフレーバーは損なわないため、使用者に不都合はありません。また、付属品の専用チューブ巻きを使用することで、歯磨き粉を余すことなく消費できるのも良いですね。
パッケージにはFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)認証済みの紙を使用し、100%風力エネルギーで生産しています。また、研究にあたって動物実験は実施していません。
お洒落なオーガニック歯磨き粉「ホワイトニングトゥースペースト(チャコール)」レビュー
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お洒落なパッケージに惹かれてDavidsの歯磨き粉を購入しました。いくつか種類がありますが、ホワイトニング効果を謳っているチャコールを選びました。日本では新ラインナップとして2019年4月より発売開始しています。
自宅用の149gと持ち運びに便利な50gの2サイズ展開。
付属品としてチューブ絞りが同封されています。
縦が約18.5cm。
中身が少なくなってきたら、チューブ絞りを写真のように付けて巻くことで、歯磨き粉を余すことなく消費することができます。
成分
炭酸カルシウム(清掃剤)、水(基剤)、炭酸水素Na(洗浄剤)、グリセリン/大豆由来(保湿剤)、含水シリカ(清掃剤)、キシリトール/樺の木由来(甘味剤)、ヤシ油(保湿剤)、炭/ココナッツ殻由来(清掃剤)、カラギーナン/海藻由来(増粘剤)、ココイルグルタミン酸Na/ヤシ油由来(洗浄剤)、セイヨウハッカ油(香味剤)、スペアミント油(香味剤)、アニス種子エキス(香味剤)、ヒメコウジ葉油(香味剤)、ステビア葉/茎(甘味剤) |
重曹(炭酸水素Na)が口の中の酸性を中和し、虫歯を予防します。含水シリカ(含水ケイ酸)がツルツルな歯触りに。
チャコールの特徴成分
① ココナッツ殻活性炭
ココナッツの殻を高温処理することでつくられる、何百万もの微細な穴のあいた活性炭。磁石のような吸着力をもち、口臭の原因となるニオイを取り除きます。さらに、ブラッシングにより歯の表面の汚れを取り除き、歯を白くする効果も。Davidsが使用するココナッツ殻活性炭は、粒子が非常に細かく、歯のエナメル質を傷つける心配はありません。(引用:Daivds)
② ココナッツオイル
プラーク(歯垢)を形成する口内細菌を殺し、虫歯をできにくくします。口内にうるおいを与えて、乾燥やねばつき、口臭を防ぎます。(引用:Daivds)
活性炭入りのため歯磨き粉の色は墨色です。緩めのテキスチャーのため、サッとブラシに塗らないと垂れやすいので注意。
早速電動歯ブラシで磨いてみました。発砲剤フリーのため、ほとんど泡立ちませんが、私は泡立たない歯磨き粉のほうが歯を確認しながら磨けるので好みです。
市販のミント歯磨き粉と比べると、人工的ではない優しい天然のミントの香りと味がします。刺激はありません。一番のお気に入りポイントは口をゆすいだ後に爽やかなミント風味が残ること。このあと味がスッキリしていて気持ち良いです。口臭予防にも効果がありそう。歯は十分ツルツルになります。
天然成分でもクリーニング効果で歯の汚れは十分に落とすことができます。ホワイトニング効果はしばらく使ってみないと分かりませんが、着色汚れはある程度落ちる気がします。ただし、他のホワイトニング歯磨き粉と同様にあくまでもクリーニング効果のみのため限界があります。
実際にホワイトニング効果を謳う歯磨き粉をいくつか使ったことがありますが、劇的に歯が白くなることはありませんでした。芸能人のような歯の白さを手に入れたいのであれば、歯科医院でホワイトニングしてもらうのが確実でしょう。
お洒落歯磨き粉の代名詞「MARVIS(マーヴィス)」との比較
お洒落歯磨き粉の代名詞とも言える存在がイタリアブランドの「MARVIS(マーヴィス)」。お洒落感度の高い消費者を中心にSNSで愛用者をよく見かけます。あまりに人気過ぎて贈答品にもなっており、人と被るのを避けて、MARVISではなくDavidsを購入しました。
Davids | MARVIS | |
商品価格 | 税込1980円(13.3円/g) ※チューブ絞り付き | 税込2310円(30.8円/ml) ※付属品なし |
内容量 | 149g | 75ml |
成分 | 炭酸カルシウム(清掃剤)、水(基剤)、炭酸水素Na(洗浄剤)、グリセリン/大豆由来(保湿剤)、含水シリカ(清掃剤)、キシリトール/樺の木由来(甘味剤)、ヤシ油(保湿剤)、炭/ココナッツ殻由来(清掃剤)、カラギーナン/海藻由来(増粘剤)、ココイルグルタミン酸Na/ヤシ油由来(洗浄剤)、セイヨウハッカ油(香味剤)、スペアミント油(香味剤)、アニス種子エキス(香味剤)、ヒメコウジ葉油(香味剤)、ステビア葉/茎(甘味剤) | (湿潤剤)グリセリン、(清掃剤)含水シリカ、(増量剤)水、(結合剤)PEG-32、(緩衝剤)ピロリン酸4Na、(香味剤)香料、(結合剤)セルロースガム、(香味剤)キシリトール、(不透明化剤)酸化チタン、(発泡剤)ラウリル硫酸ナトリウム、(香味剤)サッカリンナトリウム、リモネン、オイゲノール、ベンジルアルコール |
原産国 | アメリカ | イタリア |
コスパはDavidsのほうが良いです。
成分比較
Davids | Marvis | |
清掃剤(研磨剤)、洗浄剤、ステイン除去成分 | 炭酸カルシウム、含水シリカ、炭/ココナッツ殻由来、ココイルグルタミン酸Na/ヤシ油由来 | 含水シリカ、ピロリン酸4Na、酸化チタン |
発砲剤 | なし | ラウリル硫酸ナトリウム |
甘味剤、香味剤 |
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増粘剤 | カラギーナン/海藻由来 | PEG-32、セルロースガム |
成分はDavidsが100%オーガニック由来に対し、Marvisは人工原料を含んでいます。
どちらもホワイトニング歯磨き粉を謳っていますが、清掃剤によるクリーニング効果のみで、歯科医院で扱うホワイトニング剤の過酸化水素や過酸化尿素は配合していないため、ホワイトニング効果はどちらも期待できないでしょう。
また、フッ素、消炎剤、殺菌剤などの有効成分が含まれていないため、予防歯科の観点からすると成分的にどちらも物足りない印象。そこはあくまでもお洒落歯磨き粉と割り切る必要がありそうです。
市販の歯磨き粉と併用がベスト
市販の歯磨き粉は、発泡剤など目的によっては無駄な成分も配合されていますが、フッ素、消炎剤、殺菌剤が配合されているものは、虫歯予防、歯周病予防に効果を発揮します。
その点、MARVISやDaividsはそのような有効成分が配合されていないため、予防歯科の観点からすると、市販の歯磨き粉と併用して使用するのが良さそうです。「歯磨き粉は毎日口の中に入れるものだから、身体に悪いものを一切含まないほうが安心安全である」との理由からオーガニック歯磨き粉を選ぶ方も多いと思いますが、それが原因で虫歯や歯周病になってしまっては本末転倒です。
お洒落さとオーガニックに特化した歯磨き粉
お洒落なパッケージとオーガニック成分にこだわった海外の歯磨き粉。ただし、虫歯や歯周病予防には少し力不足のため、市販のフッ素配合歯磨き粉と併用すると良いでしょう。
Davidsの歯磨き粉はミントのあと味がスッキリしてかなり好みだったので、朝はDaivds、夜は市販のフッ素入り歯磨き粉で磨こうと思います。まずは1本使い切ってみて使い心地をじっくり確かめたいと思います。
オススメ度:★★★★☆(4.0/5.0) |
ひこミントやミント味が苦手なのですが、このDavidsのミントの爽快感はやみつきになります