スイスの都市巡り
2017年8月。ヨーロッパ周遊旅行24日目。スイスの避暑地ツェルマットで大自然を満喫した後は、スイスの都市部をサクッと巡ります。この日は首都ベルンを観光し、ルツェルンに宿泊です。
7時起床。ホステルで朝食を済ませて8時チェックアウト。この日は朝から雨。昨日のトレッキングで天気に恵まれて幸運でした。
8時半。ツェルマットに隣接する小さな街「フィスプ(Visp)」を経由してブリーク(Brig)へ電車で戻ります(36ユーロ)。
brigからbernへ電車で移動。(54スイスフラン、約6500円)
一度またvispを通ったのでわざわざbrigまで戻る必要なかったかもしれません。
スイス国内は電車移動が便利ですが、物価が高いので、30分程度の移動でも5000〜10000円の電車代がかかります。
物価は高いですが、それに比例して環境は最高です。空気が綺麗、治安が良い、道端にゴミが落ちていないです。
スイスの首都ベルンの中央駅に到着しました。12世紀にまで遡る歴史を持つベルン旧市街は、1983年に世界文化遺産に登録されています。
12時〜14時の2時間でベルンの街をサクッと観光します。
ブンデスハウス/連邦議事堂(Buneshaus)
駅を出てすぐ近くにあるのが「ブンデスハウス/連邦議事堂(Buneshaus)」です。通常は内部は一般公開されていないため、外観のみの撮影です。
ここからは世界遺産に登録されている旧市街を巡ります。
牢獄塔(Kaefigturm)
牢獄塔(Kaefigturm)は、13世紀にベルンの街の西門として建設された塔です。17世紀に再建され、一時は名前の通り、牢獄として使用されていました。
ベルンのシンボル「ツィットグロッゲ(時計塔、Zytglogge)」
牢獄塔(Kaefigturm)を突き進むと見えてくるのが、スイスで最も古い時計塔のひとつであり、ベルンのシンボルの「ツィットグロッゲ(時計塔、Zytglogge)」です。1218〜1220年にかけて、町を囲む外壁の西門として建てられました。1405年に一度破壊され、その後大鐘が取りつけられたことで時計塔として使われるようになりました。
最初は手で鳴らしていた鐘も、1530年にぜんまい式時計が取りつけられたことで自動式になり、1610年に踊る熊の仕掛けが追加されて、ベルンのシンボルとなりました。毎時数分前に人形が出てきて踊ります。
かつてベルンに住んでいたアインシュタインがこの時計塔の針の動きを相対性理論のヒントにした、という逸話もあるそうです。
11のブルネン(噴水)
ベルン旧市街には、11のブルネン(噴水)があります。一部の噴水の水はアルプスの湧き水が出ており、今でも水飲み場として給水する人もいるそうです。飲み水かどうか「注意書き」がしてあるので、飲むなら確認必須です。
シュッツェンブルネン(Schützenbrunnen、射手の噴水)
甲冑を身にまとった兵士の足もとに銃を構えた小熊が潜んでいる噴水です。
ゲレヒティクカイツブルネン(Gerechtigkeitsbrunnen、正義の女神の噴水)
正義の女神ユスティティアの噴水。目隠しは「物事を先入観で見ない」という公平と正義を表しています。
ツェーリンガーブルネン(Zähringerbrunnen、ツェーリンゲンの噴水)
11の噴水の中で一番の見どころは、ベルンの街の創始者ツェーリンゲンの記念碑「ツェーリンガーブルネン(Zähringerbrunnen)」です。甲冑を纏ったベルンのシンボルの熊がツェーリンゲン家の旗を掲げています。
これは何の噴水か分かりません。。この日はずっと土砂降り。
アインシュタイン・ハウス(Einsteinshaus、アインシュタインの家)
かつてベルンに住んでいたことのあるアインシュタインの家です。家具、洋服などを当時の状態で残している貴重な場所。時間が限られていたので中には入りませんでしたが、チケットを購入すれば見学可能です。時間があればぜひ見学してみてください。
ちなみに裏側はこんな感じでした。
ベルン大聖堂(Berner Münster)
ベルンの旧市街の中で一際高い「ベルン大聖堂(Berner Münster)」は、着工から470年以上かけて完成させたゴシック様式の大聖堂。尖塔は高さ約100mで、登ることも可能です。
今回は聖堂内だけ見学しました。大聖堂はたくさん見てきたので、特に写真は撮影せず。。
アーレ川と旧市街の美しい街並みを撮影できるニーデック橋(Nydeggbrücke)
ベルンの街を通る美しいエメラルドグリーンの色が特徴のアーレ川。旧市街を突き進んだところにあるニーデック橋(Nydeggbrücke)という橋の上から、ニデグ教会、赤色の屋根の街並み、アーレ川を写真に収めることができます。ベルンの美しい風景を撮りたいなら外せない撮影スポットです。
防水カメラとはいえ、雨の勢いが激しく、レンスに水滴が付いて撮影はままならない状態でした。数分で撮影して雨宿り。
晴れた日はもっと綺麗だと思います。スイスの景色の中でも楽しみにしていた撮影スポットだったので、ちょっと残念。
雨の日のベルン旧市街
ここまででだいたい1時間半。この日は大雨でしたので、レインパーカーを着てずぶ濡れになりながら急ぎ足で観光スポットを巡りました。クマ公園(ベーレンパルク)や薔薇の庭(ローゼンガルテン)は雨のためやむなく訪問中止。
最後は雨の日の旧市街を散策して中央駅に戻りました。
ベルン中央駅からルツェルンへ移動します。