2024年7月。グアダルーペ寺院、ヴァスコンセロス図書館を観光した後、午後の半日でメキシコシティのセントロ歴史地区、ソカロ広場周辺を観光しました。

メキシコシティ|グアダルーペ寺院を観光。見どころと行き方の注意点
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メキシコシティ観光|美しい空中図書館「ヴァスコンセロス図書館」
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セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころ

メキシコシティのセントロ歴史地区は北寄りにあり、近辺に集まっているので昼間の大通り沿いであれば徒歩移動も問題ありません。私は全て徒歩移動しましたが、Uberも安いので体力と周りの治安雰囲気をみながら使い分けると良いと思います。

革命記念塔(Museo Nacional de la Revolución)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

革命記念塔(Museo Nacional de la Revolución)は、1938年に完成した高さ67mのメキシコ革命を記念するモニュメント。メキシコシティ中心のオフィス街、レフォルマ通り沿いの共和国広場(Plaza de la República)の中に位置し、メキシコ革命の英雄たちの霊廟にもなっています。1986年には国立革命博物館が併設されました。

地下に博物館の入口があり、有料でエレベーターを登って展望台に行くこともできます。

アラメダ・セントラル(Alameda Central)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

アラメダ・セントラル(Alameda Central)は、1592年に設立されたアメリカ大陸最古の公園。舗装された道を緑の木々が覆い、噴水や彫刻が設置されています。

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ベニート ・ フアレス記念碑(Hemiciclo a Benito Juárez)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

アラメダ・セントラル(Alameda Central)内にある半円形のベニート ・ フアレス記念碑(Hemiciclo a Benito Juárez)は、ベニート・フアレスの生誕100周年を記念して1910年に設立されました。

新古典主義の12本のドーリア式の柱、中央にベニート・フアレス、左右に月桂樹の冠を持つ「祖国」と松明を持つ「法律」を象徴する彫刻像があり、下部中央には「“Al Benemérito Benito Juárez, la Patria”(祖国の名誉あるベニート・フアレスへ捧げる)」と書かれています。

市内でデモがある場合は写真のようにバリケードが設置されることもありますが、普段はありません。

メキシコ中央郵便局(郵政宮殿、Palacio Postal)

メキシコ中央郵便局(郵政宮殿、Palacio Postal)は、世界一美しい郵便局とも評される人気観光スポットです。イタリア人のアダモ・ボアリとメキシコ人のゴンサロ・ガリータによって建設され、プラテレスク様式とイザベラ様式の傑作として1907年に開館し、1987年には「国の芸術的記念建築物」に選定されました。

営業時間・入場料

平日:10〜16時半、土曜:10〜12時、日曜:定休
入場料:無料

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

観光客に写真スポットとして人気の階段は正面入口入ってすぐ目の前にあります。階段はメキシコ産の大理石で作られ、ブロンズはイタリアのフィレンツェにあるピニョーネ財団で製作されました。

この日はガイドポールで階段が上れないようになっていましたが、通常は2階にも上れるようになっています。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

今も郵便局として稼働しており、隣りには郵便窓口があります。

ベジャス・アルテス宮殿(Palacio de Bellas Artes)

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ベジャス・アルテス宮殿(Palacio de Bellas Artes)は、メキシコ独立100周年を記念し、イタリア出身の建築家アダモ・ボアリの設計で1934年に完成した、国立劇場と国立近代美術館を併設する宮殿。1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。

タイルの家(Casa de los Azulejos)

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タイルの家(Casa de los Azulejos)は、18世紀のバロック様式の宮殿で、Valle de Orizaba(ヴァジェ・デ・オリサバ)伯爵の邸宅として植民地時代に建てられました。3面がプエブラ州の青と白のタラベラタイルで覆われています。1919年以降、メキシコのファミレスSanborns(サンボーンズ)が買収し、旗艦店レストランとデパートが入っており、中で食事することができます。

MUPE, Museo del Perfume

セントロ歴史地区にはいくつか香水ショップが立ち並んでいます。Calle de Tacuba(タクバ通り)に面してお店を構えるMUPE, Museo del Perfumeは、美しい内装の香水博物館が併設されている香水ブランドショップ。ユニセックスの香水を扱っており、バニラ、フローラル系、チョコレートの香りなどがあります。

博物館は有料かつ予約が必要なため、今回は入りませんでしたが、興味があれば公式サイトからチケットを購入することが可能です。

他の香水ブランドにもあるような香りもある中、メキシコらしい、「アガベ(テキーラの原料の植物、アガベシロップなどもある)」の香りの香水があったのでお土産に購入してみました。

柑橘系の、メキシコライム、パイナップル、マルガリータ、そしてアガベの香りがする香水です。オードトワレで香りの持続性は短いですが、メキシコ駐在中に普段使いするのにちょうど良いです。一番小さい50mlサイズで350ペソ(2500円)と価格がお手頃なのでお土産にもオススメです。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光
National Art Museum

歴史地区は風情のある建物が多く飽きません。

5月5日通り(Avenida Cinco de Mayo)

5月5日通り(Avenida Cinco de Mayo)は、ソカロ広場のメトロポリタン大聖堂の西塔まで続く一方通行の大通り。1862年5月5日にプエブラの会戦でメキシコ軍がイグナシオ・サラゴサ将軍の指揮のもと、フランス軍を撃退したことを記念し、ベニート・フアレス大統領の命で1862 年に現在の名前が付けられました。

フランシスコ1世マデロ通り(Av Francisco I. Madero)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

フランシスコ1世マデロ通り(Av Francisco I. Madero)は、ソカロ広場まで続く歩行者天国のショッピング通り。メキシコ革命における最も重要な人物の一人、反再選運動の指導者であり、1913年に暗殺されるまで、短期間メキシコ大統領を務めたフランシスコ1世・マデロに敬意を表して名付けられました。

ソカロ広場周辺で最も混んでいる通りで賑わっています。そのため、スリには十分注意してください。歴史地区はスリが多く、特に人混みの多いこの通りは格好の場。知り合いの日本人駐在員もここでスマホを盗まれたくらい、スリで有名です。

メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana de la Ciudad de México)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana de la Ciudad de México)は、ソカロ広場に面するカトリック教会の大聖堂。ルネサンス、バロック、新古典主義様式が採用されており、1573年の建設開始から300年を経て、1813年に完成しました。

16世紀にアステカ帝国を滅亡に追い込んだスペインのエルナン・コルテスの命によって建てられ、幅59m、奥行き128m、高さ67mのアメリカ大陸最大規模のキリスト教建築です。

聖堂内は16の礼拝堂、5つの祭壇が並びます。奥にある豪華な「王の祭壇」は必見です。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

中央の「赦しの祭壇」と黒いキリストも有名で、毒に侵された信者から毒を吸い取ったため肌が浅黒くなったとされています。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

大聖堂の隣りは聖堂区礼拝堂があります。

メキシコシティはかつてのテスココ湖の小島を中心として築かれたアステカ帝国の首都テノチティトランの上に築かれたため、メトロポリタン大聖堂も他の歴史的建築物と同様、地盤沈下で傾いており、長年補強工事が継続されています。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

ソカロ広場(憲法広場、Plaza de la Constitución、Zócalo)

ソカロ広場(Zócalo)は歴史地区の中央広場の通称で、正式名称は憲法広場(Plaza de la Constitución)。アステカ時代から集会場として使われ、政治・キリスト教イベントとして使われてきました。現在も政治デモや独立記念日のイベントなど頻繁に集会が行われます。

また、芸術・文化イベントの場でもあり、毎日、太鼓に合わせて羽根の頭飾りとアンクレットをつけたダンサーがアステカの踊りを行うパフォーマンスを見ることができます。

メトロポリタン大聖堂、国立宮殿に囲まれた大きな広場で、その面積は46800m² (195m × 240m)。映画「007 スペクター」の死者の日のロケ地にもなり、2016年以来死者の日のパレードが開催されています。

グラン・ホテル(Gran Hotel Ciudad de México)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

ソカロ広場の近くにある由緒ある高級ホテル、「グラン・ホテル(Gran Hotel Ciudad de México)」は、ソカロ広場を一望できる展望レストラン「Terraza Gran Hotel」と、ロビーの豪華な内装が有名です。

1899年にラテンアメリカ最大のデパートとして建設され、1968年のメキシコシティ夏季オリンピック開催と同時にホテルとして改装されました。

天井に広がる巨大なステンドグラスは、ジュエリーブランド「Tiffany & Co.」の創業者の息子でデザイナーのルイス・コンフォート・ティファニーが開発した2万個のティファニー・ガラスが使われており、フランス人アーティストによって製作された作品。

このホテルも映画「007」シリーズのロケ地となっており、1989年に公開された「007/消されたライセンス」、2015年に公開された「007/スペクター」と2度登場しています。

ロビーを眺めながら昇降できる当時国内初のシースルーエレベーターは現在も稼働しています。

サン・イポリト教会(Iglesia de San Hipólito y San Casiano)

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

サン・イポリト教会(Iglesia de San Hipólito y San Casiano)は、1740年に完成したカトリック教会。

1520年6月30日の夜から翌朝にかけて、エルナン・コルテスの率いるスペイン連合軍がアステカ帝国に敗北した戦闘「悲しき夜(La Noche Triste)」の中で、橋の上で敗走中のスペイン人たちが猛攻にあい多数が命を落とした出来事があり、無くなった人を弔う庵が建てられ、テノチティトランを征服したコルテスの命でその後教会が建設されました。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

タコス屋:El Progreso

友人のオススメもあり、「世界一美味しいタコス」と噂のレフォルマ通りの近くにあるタコス屋さん「El Progreso」を訪れました。

お肉を焼いている店員さんに注文し、食べた後にレジで何を食べたか申告して支払います。Bistec(牛肉)と豚肉の何か(たぶんChuleta)を注文。

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを観光

タコス屋のお肉は細かいことが多いですが、このお店はお肉が大きくボリューミーなのが特徴。シティのタコス屋はお肉の鮮度も高く美味しいです。ソースはセルフサービス。2つでもまぁまぁお腹一杯になります。70ペソ(約500円)。

ちなみにメキシコ人同僚のオススメは「Taquería Orinoco」というタコス屋。シティに4店舗あり、観光客にも地元民にも人気でいつも行列ができています。メキシコシティでタコスを食べるならこの2つのお店がオススメです。

半日で観光できるメキシコシティの歴史地区

メキシコシティ|セントロ歴史地区、ソカロ広場周辺の見どころを半日観光

メキシコシティの歴史地区には有名観光スポットが集約されているので、徒歩でだいたい半日くらいで観光できます。メキシコの活気を感じることができる場所ですので、スリに注意しながら散策してみてください。

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