美しさは健康的な歯から
今やメンズも美容に気をつかう時代。綺麗な肌、髪型、目の大きさ、鼻の形など挙げればキリがないですが、美容の中でも最も重要なパーツは「健康的な白い歯」だと思います。
- 歯並び
- 歯の白さ
- 歯茎の引き締まり
- 噛み合わせ
食べ物をかみ砕く、食感を楽しむといった役割だけでなく、歯並びや噛み合わせは顔の骨格(表情)、滑舌、全身の筋肉のバランス(奥歯をかみしめる)にまで影響を及ぼします。
体の健康と歯の健康は密接に結びついており、老化や寿命、病気のリスクまで歯が関わっています。歯の健康こそ美の原点です。
まだまだ日本では歯並びが悪い人、フロスをしない人、虫歯になる人、歯が黄ばんでいる人など歯に対しての美意識はそこまで高くありません。欧米諸国はどの美容よりもまず歯にお金をかけると言っても過言ではないくらい、歯の健康に力を入れています。「歯の健康=育ちの良さ」という考えがあるほど一種のステータスです。
どんなに肌が美しくても、スタイルや顔が整っていても、歯が抜けている、歯並びがガタガタ、黄色く黄ばんでいると瞬時に魅力がなくなります。パートナーを選ぶ基準に歯並びが入ってくる人も少なくないのではないでしょうか。
また、歯の定期クリーニングに比べて、歯の治療はかなり高額なため、歯の健康は家計経済にも大きな影響力を持ちます。体の病気のリスクすら歯が関係してくると考えると、長期的にみても、歯の健康は美容、健康、お金と人の人生を左右するレベルで重要です。
歯の白さ
病気のない歯と正しい歯並びが最も重要ですが、その次に歯の白さも気をつかいたいところ。
歯の色は生まれつき個人差がある
歯の表面、エナメル質は色が薄く半透明のため、内側の象牙質が透けて見えます。そのため、もともとの歯の色は、象牙質の色に左右されます。象牙質の色は乳白色ですが、その白さには個人差があります。
生活習慣で歯は黄ばむ
生まれつき歯が白い人も、生活習慣で歯が黄ばんでいきます。その原因のひとつがステイン(着色汚れ)。コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコ、濃いソースなど食べ物や飲み物の色素がエナメル質表面にくっつき、歯に付着・蓄積します。
私も毎日昼間にコーヒー、夜に紅茶を1杯飲んでおり、チョコレートや赤ワインも大好物のため、歯の黄ばみ対策は必須の課題です。
歯のホワイトニング方法
歯を白くする方法は
- 歯医者さんでホワイトニング施術してもらう
- 自宅ホワイトニングキットを使用する
- ホワイトニング用歯磨き粉を使用する
- 色素を含む飲食物をできるだけ摂らない
など様々です。
手っ取り早くて確実なのはプロに任せること
歯のホワイトニングで手っ取り早くて確実なのはプロ(審美歯科、一般歯科)に任せることです。黄ばみ度合いや歯の白さの好みによって回数を調整できることも多く、1回ごとに支払う金額はそこまで大きくありません。複数回、定期的に受けるとそれなりの額になりますが、返金保証が付いていることも多いです。
当たり前ですが、個人では持ち得ない機械や薬品を使用するため、効果も確実でしょう。
自宅ホワイトニングキットを使用する
何度も歯医者に通うのはスケジュール的にも費用的にも負担が大きいという人には自宅ホワイトニングキットという選択肢もあります。歯医者でホワイトニング施術してもらったあとに、自宅ホワイトニングとして画像のようなガジェットを使うこともあります。
効果や信憑性は使ってみないとなんとも言えませんが、手が出せる金額ではあるので、お試し気分で使うのもありかもしれません。
ホワイトニング用歯磨き粉を使用する
ホワイトニング歯磨き粉は、その名のとおり、歯を白くすることを目的とした歯磨き粉。
ポリリン酸ナトリウム
ポリリン酸ナトリウムは、歯の表面の色素を浮かせて落とし、同時に歯をコーティングして着色を防止する成分です。
ハイドロキシアパタイト(リン酸カルシウムの一種)
ハイドロキシアパタイトは、歯のエナメル質に近い成分で、歯の表面についた傷を埋め、汚れがつきにくいなめらかな歯に整える効果があります。
フッ素
フッ素は虫歯の原因となる酸の生成を抑え、歯の再石灰化を促す成分として有名。フッ素自体に歯を白くする効果はありませんが、虫歯予防には必須。
研磨剤はなるべく少ないものを選ぶ。
研磨剤はステインを除去し、表面を滑らかにする効果がありますが、歯のエナメル質を傷つけて逆に着色しやすくなるリスクを伴います。研磨剤は炭酸カルシウム、水酸アパタイト、リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ(酸化アルミニウム)、シリカ(二酸化ケイ素)等が挙げられます。
できるだけ研磨剤が少ないものを選ぶか、研磨剤よりも粒子が細かい「ハイドロキシアパタイト」が含まれた商品を選ぶといいそうです。
ホワイトニング歯磨き粉比較|ジーシールシェロ vs アパガードプレミオ(APAGARD)
さて、ここからが本題ですが、黄ばみを予防して白い歯を保ちたい私はホワイトニング歯磨き粉を自宅で使っています。大学卒業前から、歯ブラシはフィリップスのソニックケアー、口臭虫歯予防のためのマウスウォッシュにリステリンの紫を現在まで使用中です。
歯磨き粉はコンクールを使ったこともありますが、歯のホワイトニングに興味を持ってから、まずはアパガードプレミオ(APAGARD)を2本使いました。
アパガードプレミオ(APAGARD)100g
- 内容量:100g
- 原産国:日本
- 特徴:独自成分 ナノ粒子「薬用ハイドロキシアパタイト」配合。
- 成分:<基材>歯磨用リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸 <溶剤>精製水 <湿潤剤>濃グリセリン、ケイ酸ナトリウム <甘味剤>キシリトール、サッカリンナトリウム <薬用成分>薬用ハイドロキシアパタイト、β-グルチルレチン酸、塩化セチルピリジニウム <発泡剤>ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム <粘着剤>カルボキシメチルセルロースナトリウム <香味剤>香料(ダブルミントタイプ) <安定剤>リン酸マグネシウム <保存剤>塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
今年で発売35周年を迎えるアパガード。アパガードに配合される「薬用ハイドロキシアパタイト( <mHAP> )」は、エナメル質に97%、象牙質に70%含まれる歯の主成分「ハイドロキシアパタイト」に近い成分でできており、虫歯予防成分として認可を受けています。ナノ粒子レベルのキメ細かさで歯を傷つけにくいのも特徴。
アマゾンでもホワイトニング歯磨き粉として常に売り上げランキング上位に君臨しており、その評判から私もアパガードプレミオを使い始めました。
アパガードの使用感
まず、ホワイトニング効果ですが、真っ白とまではいかないですが、ある程度まで白くはなります。初めて使ったホワイトニング歯磨き粉がこれだったので、はじめは効果が目に見えました。光沢剤であるパール成分も配合されており、磨き終わりの歯のツヤが良くなります。
アパガード3本目を買わなかった理由
2本しっかり使い切りましたが、3本目はリピートしませんでした。その理由は「ホワイトニング効果に限界を感じたから」。
ある程度までは白くなるのですが、やはりそこは市販の歯磨き粉。うすく黄ばんだ歯を白くするには根気がいるようでした。朝昼晩の3回これを使って磨いたら効果的なのかもしれませんが、夜しか使わなかった自分の使い方にも原因があるかもしれません。
また、成分で下線を引いたラウリル硫酸ナトリウムが発砲剤のため泡立ちが良いのですが、磨いている途中で口の中を確認しづらいため泡立ちをおさえた歯磨き粉にしたいというのも理由の一つです。そして極めつけは、アパガードのせいではないかと思いますが、歯を磨きすぎたのか、奥歯を磨くとしみるような痛みを伴うようになったため、再石灰化作用のあるフッ素が配合された歯磨き粉に乗り換えたいというのもありました。
GC ルシェロ歯磨きペースト ホワイト 100g
- 内容量:100g
- 特徴:4つの力で歯を白く!弱アルカリ性のペーストがステインを浮かし、歯にやさしいLime粒子がステインを落とします。
- 成分:[清掃剤]炭酸カルシウム(Lime粒子)[溶剤]精製水[湿潤剤]濃グリセリン[薬用成分]ポリエチレングリコール(PEG)400、モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)[甘味剤]キシリトール[粘結剤]ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム[香味剤]香料(ピュアミントタイプ)[pH調整剤]リン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム[増粘剤]無水ケイ酸[保存剤]パラベン
- 「ルシェロ歯みがきペースト ホワイト」は、弱アルカリ性。歯の表面に付着したステインを落としやすくします。
- 歯質より軟らかくキメ細やかなLime粒子(清掃剤)を配合。高濃度に配合したLime粒子とブラッシングで落としにくいステインを除去します。
- 薬用成分「ポリエチレングリコール(PEG)400」が、タバコの「やに」を溶解除去します。
- 薬用成分「モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)」950ppmが歯質の再石灰化を促進し、むし歯の発生と進行を予防します。
アパガードと同じく、アマゾンでホワイトニング歯磨き粉売り上げランキング上位にいる「GC ルシェロ歯磨きペースト ホワイト 100g」。
こちらはタバコのヤニ除去効果が高いらしく、愛煙家から支持を得ています。私はタバコを吸わないので関係ないですが、レビュー評価が高かったので、アパガードからこちらに乗り換えてみました。
ルシェロの使用感
アパガードに比べて全く泡立ちません笑 泡立ちが欲しい人には物足りないかもしれませんが、どこを磨けているか目で確認できるため、個人的にはとても良いです。人工的な香りや清涼感はなく、口をゆすいだ後は適度なさっぱり感。
肝心なホワイトニング効果は、まだ使用して2週間も経っていないですが、個人的にはアパガードより効果を感じます。着色汚れはこれでなくなるかと。何より嬉しいのは、奥歯の歯の痛みがなくなったこと。フッ素による再石灰化効果のおかげなのかは分からないため、この歯磨き粉のおかげかも断定できませんが、とりあえず歯の調子は良いです。
研磨剤の炭酸カルシウムが含まれていますが、歯質より軟らかくキメ細やかなLime粒子のため、歯を削る心配もありません。以前歯を磨きすぎて象牙質にしみた経験があるのですが、それが今のところないので歯は削っていないと思われます。
ルシェロの歯磨き粉を使う時のポイント
レビューによると、唾液が付くと効果が薄れる性質ゆえに歯を乾かしてから使うのがポイントだそうで、できるだけそのとおりに使っています。そのおかげかホワイトニング効果は今まで使った歯磨き粉の中で一番あるかなと感じています。
自宅で手軽にできるホワイトニング
確実に効果があるのは歯科医に任せることですが、自宅で手軽に取り組めるホワイトニングとしてはホワイトニング歯磨き粉は有用だと思います。特に私のようなコーヒーや紅茶を好んで飲む人にはピッタリ。
アパガードとルシェロ、どちらもホワイトニング効果はあると思いますが、個人的にはフッ素を配合していて、発砲剤が含まれておらず、ホワイトニング効果をより高く感じたルシェロが今のところオススメです。
アマゾンでは「ドクターオーラル (Dr.Oral) Dr.オーラル ホワイトニングパウダー 天然アパタイト40% 配合 単品 26g」
というものがホワイトニング商品では売り上げ1位らしいですが、歯磨き粉ではないのと、ちょっとアレルギーとか怖いので今のところはルシェロをリピートし続けるつもりです。お金がたまったらプロにホワイトニングしてもらうのもありかなー。