フォトグラファー:Jamie Ferguson(ジェイミー・ファーガソン)
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Jamie Ferguson(ジェイミー・ファーガソン、@jkf_man)はメンズファッションのトラッドスタイルを被写体として収めているファッションフォトグラファー。「WM Brown」や「Permanent Style」といった海外メンズファッションメディア、Drake’s(ドレイクス)、Ralph Lauren(ラルフローレン)のLookbook(ルックブック)などメンズファッション業界で彼の撮影した写真が使われています。
自身も大の服好きで、クラシックファッションを華やかに、スポーティに着こなす個性的なコーディネートが特集されることもあり、チャーミングな表情がスナップされています。
私は日本のメンズファッション誌でジェイミー・ファーガソンさんのフォトブックが取り上げられているのを見つけたのがきっかけで、彼の存在を知りました。
思わず表紙買い!世界のお洒落メンズを収めたフォトブック「This Guy: Portraits of Modern Men’s Style」
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2019年10月に発売されたフォトブック「This Guy: Portraits of Modern Men’s Style」は、ジェイミー・ファーガソンさんが格好良いと思う世界中のお洒落メンズ約20人の着こなし写真とインタビューが詰め込まれた1冊です。
現代のトラッドファッションを取り上げたフォトブックはほとんどないため、私のようなクラシックファッション好きにはドンピシャの1冊でした。
まず何よりも表紙が格好良い。タートルネック、ダブルスーツにデニムシャツを羽織ったモダンクラシックな着こなしを背景に、黄色い文字で「THIS GUY」と印字されており、部屋に置いておくだけでお洒落なインテリアになります。思わず表紙買い(ジャケ買い)してしまいました。「23.24 x 2.54 x 31.24 cm」と図鑑くらいの大きさがあるので、存在感も十分です。
224ページでそのほとんどが写真のため、服が好きな人にとってはパラパラめくるだけでも読み応えがあると思います。また、写真もファッション誌のような単なるコーディネートスナップではなく、登場人物に縁のある地でエピソードが伝わるような切り取り方をしており、パーソナルポートレートと呼ぶのがふさわしい、こだわりのある1冊となっています。
20人の中で、日本からは赤峰幸生さん、ユナイテッドアローズの内山省治さん、BEAMSの安武俊宏さんの3名が取り上げられています。
ドレイクスのルックモデルでよく見かけるJASON JULES(ジェイソン・ジュールス)さん。ライター、デザイナー、ブランドコンサルタント、プロモーターなど様々な肩書きを持っています。アイビールックのコーディネートが特徴的。
日本のメンズファッションメディア「FORZA STYLE(フォルツァスタイル)」でよくお見かけする大御所の赤峰先生。流行に左右されず、古き良き、シンプルかつ色の取り入れ方にこだわりのあるスーツのコーディネートを見ると、こんな年の取り方をしたいと思わせてくれます。
ドレイクスのクリエイティブ・ディレクターのマイケル・ヒルさん。
ジェイミー・ファーガソンさんの好みも反映されてか、トラッドスタイルでも色や柄を取り入れたカジュアル寄りのコーディネートをしている方が多くスナップされている印象です。毎晩1人ずつじっくり読んでいます。
表紙買いしただけあって、インテリアとして大満足な買い物になりました。日本の書店ではおそらくほぼ取り扱いはないので、アマゾンの国際便で購入しました。
アマゾンで購入すると海外発送のため、約2週間ほどかかります。また、国際便で乱暴に扱われたためか、角が少し曲がっていました。配送で傷つくのが不安な方は、BEAMSの一部店舗(ドレスコーナー)で購入可能なようです。(定価5060円)
クラシックファッション、トラッドスタイルが好きな方にオススメしたいフォトブックです。インテリアとしても満足度の高い買い物でした。