Neutrogena(ニュートロジーナ)
Neutrogena(ニュートロジーナ)は1954年に創立したスキンケアブランドです。ロサンゼルスで小さなコスメブランド「Natone」を経営していた創立者のE.ストラロフが、ヨーロッパ出張時にベルギーの化学者がつくった固形石けんに出会ったのがブランドの起源です。しっとりとした洗い心地で、洗顔後の肌のpH値が水で洗った場合とほとんど変わらないという低刺激な石けんはアメリカで「Neutrogena®」と名づけられて発売され、たちまち人気商品になりました。その後、Natoneは1962年にブランド名を「Neutrogena®」とし、ブランド理念(清潔・純粋・安全・やさしさ・信頼・効果)のもと世界70カ国以上で愛されるスキンケアブランドになりました。1994年からジョンソン・エンド・ジョンソンの傘下に入っています。
男性も通年のボディ保湿ケアは必須である
近年は美容意識の高まりから、男性のスキンケアも当たり前になりました。しかし、フェイス・ヘアケアはやっていてもボディケアまでは手が回っていない男性も多いのではないでしょうか。
肌は遺伝的なものが大きいので、何もしなくても肌が強くスベスベな男性もいます。しかし、一見肌が丈夫な人も、肌の奥が乾燥していたりと目に見えないところでダメージを受けていたりします。スキンケアと同じく、若いころは何もしなくても、年をとるにつれて肌の状態に個人差が出てくるという意味ではスキンケアと同じくボディケアも重要なのです。夏は腕や足の露出も増えるため、肌の状態が人に見えます。スベスベな肌も見た目で重要とされる「清潔感」を出すものです。
夏も紫外線やエアコンで肌がダメージを受けています。年を重ねるにつれて肌の保湿効果も衰えてくるため、乾燥時期だけでなく、通年でボディの保湿ケアをオススメします。
ボディクリームを選ぶ基準
ボディクリームはフェイスケア商品と比べて圧倒的に消費量が多いのが特徴です。そのため、お金が溢れるほどない限りはコスパは重要。また、保湿効果がないと意味がないので、高い保湿力は必須です。
- 伸びの良さ
- 美容成分配合
- 余計な化学物質が入っていない
- お洒落なボトルデザイン
- 使いやすさ(ポンプ式が使いやすく衛生的)
- 無香料 または お気に入りのほのかな香り
学生の頃はジョンソン・エンド・ジョンソンのボディクリームとニベアにお世話になっていました。1000円以下でためらうことなく使えるので、特に不満なく使っていました。
超乾燥肌用 ボディクリーム「インテンスリペア(intense repair body emulsion)」
ジョンソン・エンド・ジョンソンやニベアも良かったのですが、化粧品はよっぽど気に入らない限りいろいろ試してみたいタイプです。そこで今回はアマゾンでボディクリームの中でも高評価の「ニュートロジーナ® インテンスリペア」を購入しました。
「超乾燥肌用」という表記を初めて見ましたが、極度の乾燥肌や敏感肌にも使えるそうです。
原料・成分
水、グリセリン、ミネラルオイル、パルミチン酸イソプロピル、ワセリン、ジメチコン、ステアリルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG−100、パルミチン酸、ステアリン酸、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー、水酸化Na、パンテノール、アラントイン、EDTA−2Na
純度99%グリセリンと2つの整肌成分配合
「インテンスリペア(intense repair body emulsion)」には、医療現場でも使われる純度99%グリセリンを配合しています。高い保湿力はもちろん、肌の奥まで浸透する浸透力、肌の内側から保護膜を形成する保湿コーティング処方でスベスベな肌を維持します。
また、2つの整肌成分「アラントイン」と「パンテノール」を配合しています。肌のキメを整え、肌荒れを防ぎ、ツヤを与えます。
1カ月半使ってみた感想
毎日夜のお風呂上がり(たまに朝シャワー後)に、首から足まで使用しました。1カ月半で使い切りました。これで1300円ほどなのでコスパは高いです。
テクスチャーは少し固め。塗った後はベタベタせずにすぐ浸透します。固めのクリームなので、伸びはまぁまぁです。ニベアやジョンソン・エンド・ジョンソンのボディクリームに比べると1回の使用量は多くなります。
塗った後は高濃度のグリセリンを配合しているだけあってしっかり保湿されて乾燥することはありません。サラサラ、スベスベ感はそこまでないですが、しっとり、もっちりします。
時々ハンドクリーム代わりにも使っていたのですが、一番効果を感じたのが爪の保湿。
最近はネイルケアにも興味が出てきて、いつか甘皮処理やネイルオイルなどしたいと考えているのですが、今はハンドクリームのみのケア。どうしても爪際部分がカサカサになりがちなのですが、この「ニュートロジーナ® インテンスリペア」を塗ったら指先のカサカサがなくなり見た目が良くなりました。
イマイチな点
コスパも保湿力も申し分なく、オススメできる商品ですが、気になる点も挙げておきます。
最後まで使い切りづらい
ポンプ式は衛生的でお気に入りなのですが、最後のほうになるとプッシュしてもあまり出てこなくなります。底1cmくらいはで吸い取れないので、ポンプを取り外してボトルを逆さにして使い切りました。最後はちょっと使い切りづらいですね。個人的にはそこまで気になりませんでしたが、アマゾンのレビューではこれが理由で評価を低めに付けている方も見受けられます。
美容成分なし(保湿のみ)
グリセリンなど保湿に特化した成分のみで構成されるため、ビタミンCなどの美容成分は配合されていません。保湿に関しては高い効果を感じることが出来ますが、美容成分を期待するのであれば別のボディクリームがオススメ、もしくは美容液との合わせ技で使うことをオススメします。
デザイン、香り、ブランドイメージなど気分を上げる要素はない
ボトルデザインはニベアやジョンソン・エンド・ジョンソンと同じく普通です。インテリアになるようなお洒落なデザインではありません。また、変な香りがするよりは何倍もマシですが、無香料なので付けたときに気分は上がりません。また、ブランドイメージも特にないので、お気に入りの化粧品を使ったときのテンションにはかないません。
1本使い切りましたが、体全身しっかり保湿されて肌トラブルが減りました。1000円代のボディクリームとしては高い保湿力が保証されているためかなりオススメです。
さすがに5000円とかする美容ブランドのボディクリームに比べると劣るかも知れませんが、日常的に躊躇せずに使えるものとしてはとても優秀です。余計な成分も入っていないのも良いですね。