洗濯ネットの意味、効果
生地の摩擦を減らして劣化、色移りを防止
衣服を直接洗濯機の中に入れて洗濯すると、生地同士が擦れて摩擦で劣化します。そこで、デリケートな衣服を守るために洗濯ネットを使います。生地が擦れることで起こる色移りも防ぐことができます。
シワ、型崩れを防止
直接洗濯機で回すと衣服同士が絡まるため、型崩れが起こったり、シワができやすくなります。大切な衣服やシワができやすいものは洗濯ネットに入れます。
衣服の装飾を保護
衣服の装飾、ボタン、金具等が洗濯中に壊れたり外れたりするのを防止する役割もあります。
繊維付着を防止
衣服を洗濯機で直接洗濯すると、洗濯槽で削られた繊維が他の衣服に付着していまいます。そのため、毛羽立ちやすいもの、糸がほつれやすいものは洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットの選び方
1.サイズ
衣服のサイズに合ったサイズの洗濯ネットを使用するのが正しい使い方。小さいものを大サイズの洗濯ネットに入れるとネットの中で片寄り、汚れが落ちにくく、型崩れの原因になります。
- 小サイズ:(一辺が20cm):靴下、ストッキング、ハンカチ等
- 中サイズ:(一辺が30cm):ワイシャツ、Tシャツ、インナー、薄手の衣服
- 大サイズ(一辺が50cm〜):バスタオル、長ズボン、厚手の衣服
2.目の細かさ
目の大きさは洗浄力に比例します。目の粗いタイプは、型崩れを防ぎつつ、汚れをしっかり落としたい衣服用(ワイシャツ、Tシャツ、装飾のないものなど)。
網目から付属品が飛び出ない目の細かいタイプは、装飾が付いたものや、生地がデリケートなものにおすすめ。洗浄力は落ちますが、衣服へのダメージが少なくなります。
3.専用ネットで選ぶ
下着専用ネットなど、それぞれの衣服の形に合わせて作られている洗濯ネットは型崩れ防止に特に有効です。本当に大切にしたい衣服は専用ネットを購入しましょう。
100均の洗濯ネットは耐久性がイマイチ
一人暮らしを始めた頃から洗濯ネットはダイソーの100均洗濯ネットを使用していました。100均といっても、大きいサイズなどは216円です。
社会人になって洗濯ネットを新調したのですが、半年使ったらこのように穴があいてしまいました。216円だからまた買い替えればいいのでしょうが、ファスナーは固くて開けにくいし錆びてるし、これを機にもっと丈夫で作りがしっかりしている洗濯ネットを買おうと決意しました。
シャツやデリケートな衣服用の目の細かい洗濯ネットもこのありさま。100均製品なので文句は言えないですが、やはり耐久性に難があります。
「ダイヤ AL角型洗たくネット大物用」購入レビュー
そこで今回購入したのがダイヤコーポレーションの洗濯ネット「ダイヤ AL角型洗たくネット大物用」。
460円くらいなので、同じ大きさの100均の216円洗濯ネットの2倍の価格。「丈夫で壊れない」というレビューが多かったので期待して買ってみました。
- サイズ:幅60cm×縦60cm
- 重量:71g
- 材質:ポリエステル
- 洗濯物の目安:バスタオル3枚位・Lサイズ長袖ワイシャツ4枚位・タオルケット1枚位・シングルサイズのシーツ2枚位
グッドデザイン賞受賞。開閉しやすいYKK製ファスナー
特徴の一つが、グッドデザイン賞を受賞した開閉しやすい丈夫なYKK製ファスナー。
下が半年使用した100均の洗濯ネット。つまみは錆びており、開閉はかなり引っかかります。
上がダイヤコーポレーションの洗濯ネット。ファスナーのつまみが大きくて握りやすく、開閉の滑りも良いです。まだ10回程度しか使っていないですが、耐久性も問題なさそうです。
網目の大きさはほぼ同じ。100均は手ざわりが固いです。ダイヤコーポレーションのものは丈夫でありながら柔らかい手ざわり。
まだ1カ月ほどしか使用していないので、耐久性はこれから見る必要がありますが、1年は余裕で使えそうです。注意事項として、ダイヤコーポレーションの洗濯ネットはサイズによってドラム式洗濯機に対応しているものとそうでないものがあります。
ドラム式対応洗濯ネット
私が購入した60cmはドラム式洗濯機に対応していません。(レビューでは問題ないとありますが)
次引っ越すときはドラム式洗濯機を買いたいと思っているので、ドラム式対応の洗濯ネットも買っておこうと思います。Amazonは価格変動がありますが、ドラム式対応の40×50cmは現在246円とかなり安いです。
この機能性とコスパがあって、かつデザインがお洒落になったら最強ですね。残念ながら実用的なお洒落な洗濯ネットに出会ったことがないので、現時点ではダイヤコーポレーションの洗濯ネットが一番オススメです。
apexというモデルもあります。ファスナーの色が複数あるので使い分けできます。それ以外は機能は一緒。
洗濯ネットの正しい使い方
1.衣類のサイズに合った洗濯ネットを使う
型崩れやシワを防止するために、衣服に合ったサイズの洗濯ネットを使用します。大きすぎると衣類が片寄ってシワや型崩れの原因になります。小さすぎると洗い残しができます。
2.詰める量は2/3
パンパンに詰め込みすぎると、洗いきれない箇所が出てくるため、2/3を目安に詰めます。洗濯から脱水までネットに入れたまま使用します。
3.汚れがひどい部分は事前に手洗い
ワイシャツの襟、袖口など汚れているものは、事前に手洗いしてから洗濯機で洗濯します。
4.衣類別 洗濯ネットへの入れ方
- ワイシャツは袖口をめくって内側を出し、袖を正面でクロスするように畳んでネットに入れます。
- ボタンや装飾品が付いた衣服は裏返してから畳んで入れます。
- ファスナーやホック付きの衣類はネットや他の衣類に引っかかるのを防ぐために締めてから洗濯ネットに入れます。
- ズボンは他の衣類を絡みやすいので、必ず洗濯ネットに入れます。裏返して3~4つ折りにした状態でネットに入れます。
使いやすさ、耐久性、価格、総合的にこのダイヤコーポレーションの洗濯ネットが一番良いです。洗濯ネットは耐久性が命。デザインがお洒落なものやセット販売しているものも見受けられますが、レビューを見てみるとどれも耐久性やファスナーがイマイチ。この洗濯ネットが壊れるのがいつになるか分かりませんが、ダイヤコーポレーションからお洒落なデザインの洗濯ネットが出て欲しいです。
追記:シャツ用「ダイヤ AL角型洗たくネット大」購入
「ダイヤコーポレーション AL 角型洗たくネット・大物用」の使用感が良かったので、ワイシャツ用に「ダイヤコーポレーション 角型 洗たくネット 大」を追加購入しました。
サイズが40×50cmでワイシャツ2枚が適量。こちらはドラム式対応となっています。高級シャツも購入したのでこのネットで大切に洗いたいと思います。