hibi 10 MINUTES AROMA
「hibi 10 MINUTES AROMA」は、播磨のマッチ会社「神戸マッチ株式会社」と、淡路島でお香をつくる「株式会社大発」が出会い、2015年に誕生したマッチ型のお香ブランドです。
日本語の「日々」を由来にしたブランド名の通り、毎日そばに置いて、その時々の気分やシーンに合わせて自由に香りを楽しんでほしいとの願いが込められています。ロゴは「日」という漢字を二つ合わせたデザインになっています。日本の伝統産業が出会って生まれたhibiは、国内300店舗、海外28ヶ国で販売(2019年時点)されています。
「hibi 10 MINUTES AROMA」の誕生秘話、モノづくり
明治時代にマッチの製造技術がヨーロッパから日本にもたらされ、神戸~姫路の一帯は、港に近い立地も活かして、海外輸出される高い品質の日本製マッチ製造業の集積地として栄えました。
国内生産されるマッチの約7割を占める姫路地方で1929年に創業した神戸マッチ株式会社。社会の発展とともに使用量が減少しているマッチについて、「マッチが主役でなくてもいい。ただ、マッチのルーツを語り継ぐことができれば」との想いで様々な挑戦に取り組んでいました。
一方、国産のお香・線香の約7割を占める淡路島で、約80年の線香作りの歴史を持つ株式会社大発も、「香りを楽しむ心で日本と世界をつなぐ」という想いで機会を模索していました。
兵庫県の二つの伝統産業、「淡路島のお香」と「播磨のマッチ」が2011年に出会い、約3年の月日を費やして、マッチのように擦っても折れない強度と放香性を両立させたお香「hibi」を完成させました。今や世界に羽ばたく「hibi」は、日本のモノづくりのコラボレーションで、伝統産業に携わる人々に誇りと夢を与えています。
「hibi 10 MINUTES AROMA」のシリーズ
通常シリーズ | 香り6種(レモングラス、ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、ティーツリー、シトロネラ) |
和の香りシリーズ | 香り3種(ひのき、白檀、ゆず) |
deep.シリーズ | 香り3種(オークモス、シダーウッド、アンバー) |
パッケージデザインと香りが異なるだけで、どれも使用時間は10分です。deep.シリーズは大人の男性をターゲットにしており、他2種と比べて香りが濃いめで香料を多く使用しているため価格が少し高いです。
「hibi 10 MINUTES AROMA」のサイズ
レギュラーボックス | お香スティック8本+専用マット |
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お香スティック8本のみ |
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ラージボックス | お香スティック30本+専用マット |
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3種ギフトボックス | お香スティック8本×3セット+専用マット+ギフト用ペーパーバッグ |
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5種の香りギフトボックス | お香スティック8本×5セット+専用マット+ギフト用ペーパーバッグ | ¥3,960(税込) |
「レギュラーボックス」は手のひらサイズ。軽くて小さいので、旅行先にも携帯可能。プチギフトにもオススメです。
お気に入りの香りを見つけたら、30本入りの「ラージボックス」を。
プレゼントを探している方や自宅用に数種の香りを試したい方には「3種ギフトボックス」や「5種の香りギフトボックス」が人気です。
hibi 10 MINUTES AROMA|10分のリラックス時間。お香マッチ「002 ラベンダー」レビュー
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マッチを擦るように火をつけて、手軽にアロマを楽しめる着火具のいらないお香スティック「hibi 10 MINUTES AROMA」。
転勤のため、職場でお世話になった方々へのプレゼントを探しており、今年入社した新入社員の後輩へ「仕事の疲れを癒やしてもらいたい」という想いで購入したのですが、後日、職場の方へのギフトを一括で購入したため、このhibiは自分用に使用することにしました。
単品の「レギュラーボックス」は、 お香スティック8本と専用マットがセットになっています。購入時は重ねて透明フィルムで封がしてあるので、保管に特段気をつかう必要はありません。フィルムで包まれた状態でもほのかに香ります。
不燃素材のインセンスマット(お香マット)は、遮熱性のある箱ケースに入れたままお香を焚くことで、机や床など好きなところに置いて楽しむことができます。また、燃焼後はマットを傾けるだけで灰の処理が簡単です。
マットの上で同時に2本以上燃焼させるとマットが過熱して危険なため、必ず1本で使用します。
お香スティックの頭部分は、香りによって色が異なります。
見た目はマッチのようですが、軸の部分はお線香(お香)です。
「hibi 10 MINUTES AROMA」の使い方
取り扱い説明書が同封されています。
1.パッケージフィルムを開封します。 2.お香スティックを取り出し、軸の中心を持ちます。 3.頭部分を箱の茶色い側薬(擦る部分)に対し45度の角度で押し当て、前方斜め下に向かって擦ります。 3.着火したら、頭を水平よりやや下にして持ち、お香に火が燃え移って自然に消えるまで待ちます。 4.hibi専用マットに寝かせて置き、約10分間の香りを楽しみます。 5.使用後は専用マットごと持ち上げ、残った灰を捨てます。 |
「002 Lavender」の香り
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マッチを擦って火を灯すと、本体のお香にゆっくりと熱が伝わり、10分間かけて燃えていきます。
マッチで火を灯したのは久しぶりでしたが、マッチを擦る瞬間の「シュッ」という音を聞いて、小学生の頃にアルコールランプを使った理科の実験でマッチを擦るのにワクワクした少年心を思い出しました。
擦った瞬間は激しく火が燃えますが、その後はろうそくの火のようにゆらゆらと燃え、お香に移りきると火が消えます。火を眺めること自体にリラックス効果があり、線香花火のようにすぐ消えてしまう火の儚さに趣を感じることができます。
湿気が強い日だったのと、説明書を読まずに自己流で何度もマッチを擦ってしまったため、初回は折れてしまいました。この時はライターで火をつけました。2回目は説明書通りにマッチを擦って無事に折れずに済みました。
ラベンダーは心を落ち着かせる作用があるといわれており、就寝前のリラックスタイムにぴったりな香りです。
hibiのラベンダーは香りが控えめで、線香が燃えるときの煙の香りのほうが強いです。煙にほのかにラベンダーが混じり、上品で深みのある香りです。ラベンダーのアロマオイルを想像していると肩すかしをくらうかもしれません。
燃焼時の煙は1本で煙たくなることはありません。6畳の個室で使用したところ、部屋中がほのかな線香の香りで包まれるくらいにはお香の香りがします。燃え尽きたあとも僅かな残香も楽しめます。
忙しいあの人に、1日頑張った自分へのご褒美に、10分のリラックス時間
道具いらずで簡単にリラックス時間を作れるアイテム。1本10分と燃焼時間が決まっているため、無駄遣いすることなく、日常のルーティンとして取り入れやすいです。
忙しいあの人へのプチギフト、1日頑張った自分へのご褒美として、10分のリラックス時間をぜひ試してみてください。
オススメ度:★★★★☆(4.0/5.0) |