Gran Sasso(グランサッソ)
Gran Sasso(グランサッソ)は1952年にサンテジーディオ・アッラ・ヴィブラータという小さな村で、ネッロ、エラルド、アルチェオ、フランチェスコのディ・ステファノ4兄弟によって設立されました。ブランド名は地元の山脈が由来となっており、「品質が商品を語る」を企業理念に、イタリアを代表するニットメーカーとして注目されています。
グランサッソのニットは全てイタリアの自社工場で生産されています。2002年に新設した本社工場に加え、コットン製品の専門工場、浄水施設を備える染工場を所有しています、また、ニットの着心地を左右するリンキング(縫い合わせ)は、ずらりと並んだリンキングマシンの針にひと目ひと目、生地を刺してつなぎ合わせる熟練職人の技が光ります。熟練職人の伝統的な技術と最新の機械設備を融合させ、素材選びから、染工場での加工にも力を入れています。
「12Gメリノウール ヘリンボーンクルーネックニット」購入レビュー
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John Smedley、Cruciani、Zanone、Drumohrなどのニットブランドと並んで日本でもセレクトショップ等で取扱いのあるGran Sasso(グランサッソ)。今回、初めてグランサッソのニットを購入しました。
Vintageライン
グランサッソのニットはシンプルなデザインと発色の良さが特徴ですが、このVintage(ヴィンテージ)は、後染めのヴィンテージ加工が施されているカジュアルライン。
リブや縫い目に製品染め(ヴィンテージフィニッシュ)加工による独特のムラがあり、ヴィンテージな雰囲気ながらも絶妙な上品カジュアルを演出しています。また、ヴィンテージラインはハニカムメッシュやヘリンボーンなど生地に編み柄があるのも特徴です。
このニットに限った話ではありませんが、「保管中は直射日光に当てないように」と注意書きがあります。
Gran Sasso(グランサッソ)のディテール
生地の素材は、Gran Sasso(グランサッソ)の定番の12Gメリノウール。
落ち着いたワイン色の中に艶があり、ヴィンテージと高級感という、一見相反するものが同時に味わうことができます。素肌でも着用できそうなくらい肌触りは滑らかです。
リンキング部分は丁寧に処理されています。特に腕部分は、肩から脇の下にかけて縫い目が長くなっており、腕の可動領域を広げている工夫が見られます。
試着
171cm、55kgの細身体型でサイズ44でちょうどです。グランサッソのニットはタイトめなシルエットなので日本人の体系にもよく合います。
薄手のニットなので、身体の形に沿って軽やかでスリムなシルエットを演出してくれます。
商品が届く前は、ヘリンボーン柄が目立ちすぎないか不安でしたが、許容範囲のデザインでした。むしろ無地のアイテムでコーティネートするときにちょうど良いアクセントになりそうです。
艶がありながらも落ち着いたワイン色の上品さとヴィンテージ染めとヘリンボーン柄のカジュアル感も相まって、他ブランドのニットとはまた一味違った雰囲気です。
「グランサッソのニットは発色が美しい」とよく聞きますが、着てみて納得です。毛玉もほとんどできなさそうな生地感なので、長く愛用できそうです。
Gran Sasso(グランサッソ)の取扱い店舗
Amazon
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楽天
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BEAMS
【BEAMS】GRAN SASSO / 12ゲージ クルーネック ニット
三越伊勢丹
【三越伊勢丹】GRAN SASSO(グランサッソ) メリノウール クルーネック 12G brown
秋冬の差し色にピッタリのニット。
ニット業界は名だたるブランドがせめぎ合っているので、シンプルなデザインのグランサッソはあまり目立ちませんが、シンプルなデザインだからこそ発色の良さが際立っており、秋冬の差し色にピッタリなニットです。
ひこ何度かセレクトショップで見かけたことのあるGran Sassoでしたが、ニットといえばJohn SmedleyやCrucianiなど他ブランドのイメージが強すぎて手に取ったことがありませんでした。セール品になっていたので買ったのですが、着てみると期待以上に格好良かったので、お気に入りの服になりそうです。