Calvillo(カルビージョ)
メキシコのアグアスカリエンテス州の田舎町「Calvillo(カルビージョ)」。 外国人観光客はほぼ訪れないであろう、人口約6万人の小さな田舎町ですが、Pueblo Magico(プエブロ・マヒコ)に選出されており、私が住んでいるアグアスカリエンテスから車で1時間(52km)の距離にあるため、週末に日帰りで足をのばしてみました。
Pueblo Magico(プエブロ・マヒコ)
Pueblo Magico(プエブロ・マヒコ)は、メキシコ政府観光局(SECTUR、Secretaría de Turismo)が観光促進の為に設立し、メキシコ国内の魔法のように魅惑的な自治体を選出しているプログラムのこと。2023年時点で177の自治体が登録されています。
Santuario de Nuestra Señora de Guadalupe(グアダルーペ寺院)
まず訪れたのは街の丘の上にある教会。グアダルーペの聖母(Nuestra Señora de Guadalupe)は、聖母の出現の一つであり、カトリック教徒が大半を占めるメキシコで最も敬愛されている宗教的シンボル。
左側に駐車場があったので、そこに車を停めて観光することにしました。この日は日曜日。午前中は閉まっていましたが、帰りに戻ってきたらちょうどミサが終わったところで開いていましたので、中も見学しました。
白を基調とした教会が多い中、珍しくエメラルドグリーンで装飾された綺麗な内装でした。
坂道を下って中心地へ移動。とても小さな街なので全て徒歩で回りました。
Andador Matamoros
カルビージョを訪れる観光客の最大のお目当てはこのカラフルな階段歩道。
両脇にカラフルな壁の住宅が並んでおり、上まで登ると街を見渡すことができます。テラス席のあるカフェもありましたので、ここで景色を眺めながら週末のゆったりとした時間を過ごすのも良さそうです。
田舎町でしか見られない!?メキシコのカウボーイファッション
個人的に最もテンションが上がったのは、他の都市では見たことがない、カウボーイファッションの男性たちを至る所で見かけたこと。
イベントのコスプレではなく、普段からこの格好で生活しているだなと感じさせるくらい馴染んでいるカウボーイハット、革ベルト、ジーンズ、革靴のファッションに、クラシックファッション好きとしてはかなり興奮しました。
広場
街の中心には広場があり、日曜日ということもあって住民たちがベンチに座って団らんしていました。
Presidencia Municipal
ピンク色の市庁舎。
Cabeza de Águila de la Ruta de Hidalgo
メキシコの国旗の中心に描かれている国鳥のイヌワシ。その頭のモニュメントで、独立運動の指導者ミゲル・イダルゴが1810年に起こした蜂起を記念するものだと思われます。
広場にはカルビージョのモニュメントもあります。
Parroquia Del Señor Del Salitre
広場の一角にある街の主要教会。ミサ中でしたので、外からドームを撮りました。
Santa Cruz de Calvillo
中心地から川沿いに見える丘にそびえ立つ十字架。カトリックとカルビージョの歴史をモチーフにした複合施設。訪れはしませんでしたが、存在感がありました。
ランチ:Rosa Mexicano Cocina
Google Mapで評価の高かったメキシコ料理レストラン「Rosa Mexicano Cocina」でランチ。街一番のホテルに隣接しています。
お通しと食後のサービスのマシュマロ。
ランチ・夕食メニューのラムステーキが目当てだったのですが、13時半でも朝食メニューの時間で頼めなかったので、泣く泣くオムレツにしました。メキシコは日本に比べて食事の時間が遅く、特にゆっくり家族と過ごす日曜日は昼食は15時前後とかなり遅いので、日本人の感覚で観光するとこういうこともあります。
めぼしいスポットは回ったので、また坂を登って戻り、車でアグアスカリエンテスまで戻りました。観光時間はざっくり2時間程度。
アジア人は一人も見かけず、住民やメキシコ人の観光客から「どこから来たの?」と何度も声をかけられました。
アグアスカリエンテスやレオンなど近場の街に住んでいないとまず日本人は訪れない田舎町。見どころは少ないですが、個人的にはメキシコのローカルな雰囲気を味わうことができて満足でした。