美しい空中図書館「ヴァスコンセロス図書館」
ヴァスコンセロス図書館(Biblioteca Vasconcelos)は、メキシコシティに2006年に開館した図書館。メキシコの建築家アルベルト・カラチ (Alberto Kalach) が設計し、約60万冊の書物を収蔵しています。図書館の名前は20世紀にメキシコ国立図書館長を務め、教育活動に尽力したホセ・バスコンセロス・カルデロン(José Vasconcelos Calderón)に由来します。
空中に書架が浮かぶ様子からSNSで「空中図書館」と話題になり、世界各国の美しい図書館と並んで「死ぬまでに行ってみたい、世界の図書館」に選ばれました。
空港や街の中心地からも近いため、一時帰国のトランジット待ちの間で、メキシコシティ観光ついでに寄ってきました。
営業時間
毎日8:30〜19:30
アクセス
図書館は市内中心地からやや北に位置します。メトロ市で最寄りのBuenavista駅まで行っても良いですが、メキシコはUberが比較的安いので、安全面や観光スケジュールと移動を考慮するとUberがオススメです。
建物向かって左側に広場と入口があり、そこから入場します。私はそのまま入れましたが、場合によっては入退場時に手荷物検査があるかもしれません。入場料は無料です。
カメラ使用許可申請
スマホのみでの写真撮影は自由ですが、カメラを使用する場合は許可証が必要です。入口から奥まで歩いたところに受付があるので、そこで許可証の申請をします。
写真の申請書に記入し、身分証明書を見せたら反対側にいる警備員に身分証明書と交換で来訪者ネックストラップをもらい、首から掛けておきます。
あとは思う存分写真を撮ります。
天井や壁が透明なガラス張り。半透明な書架が横にせり出していてまるで空中に浮いているような近代的な構造が特徴。
中央に行くと、鯨の骨の彫刻が浮かんでいます。ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco)作の「Mátrix Móvil」。
彫刻と向かい合わせになる形で階段を上ったところが一番の撮影スポット。
今回は中までは入りませんでしたが、階段を上って横から入場することもできるようです。
撮影後は警備員にストラップを返却して身分証明書を受け取ります。
写真撮影だけなら30分もあれば十分なので、メキシコシティ観光の際にぜひ寄ってみてください。