PT TORINO(ピーティートリノ)
PT TORINO(ピーティートリノ)は、イタリアのトリノでパンツ専業メーカーとして2008年に創業しました。以前はPT01(ピーティーゼロウーノ)というブランド名でしたが、創業地であるトリノに敬意を示し、ブランド名をリニューアルしています。
PT TORINO(ピーティー・トリノ)は、「メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ」というコンセプトの下、それまでクラシック一辺倒だったドレスパンツの世界に、幅広いデザインソースから取り入れた多彩なバリエーションを揃えました。
各モデルにテーマが設定されており、独自のデザインで演出される世界観、美しいヒップラインとともに脚長効果も備えた完璧なシルエットに魅了された顧客が世界中にいます。
【レビュー】PT TORINO(ピーティートリノ)|春夏コットンリネンパンツ(カーキベージュ)
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何となく野暮ったい印象でコーディネートが難しいと感じてこれまで避けていたベージュのパンツ。春夏のパンツはネイビーやグレーは持っていたので、定番色としてベージュを取り入れてみようと考えていたところ、ちょうどGILTでPT TORINOのスラックスが販売されていたので購入してみました。
モデルは「GT11ZP0CL1/PU150106」。サイズは46。定価230ユーロ(約32,000円)。旧PT01のものです。
リネン混でカジュアル感が強いのでシングルにしようか迷いましたが、結局ダブル4.5cmで裾上げしてもらいました。
色は無地のベージュ。両サイドにスラントポケット(スラッシュポケット)、補強のかんぬき止め。1アウトプリーツ。ベルトループ付き。
フロントファスナー(ジッパー)仕様。3箇所をボタン留めすることができ、ベルトを着けなくてもずれ落ちずしっかりフィットします。フライフロント(比翼)に対してボタンが外に出る抜き打ちボタン。
PTの文字が刻印されている光沢感のあるボタン。根巻きされていてボタンを掛けやすいです。
生地は「LINEN & COTTON(リネンコットン)」。
BUSINESSシリーズのGENTLEMAN FIT(ジェントルマンフィット)。腰回りの程よいゆとりがあり、裾にかけてテーパードを効かせたフィッティングです。Vスリット、吊り下げ用のループ付き。
フロント右にコインポケットがあります。
うしろはボタン付きの両玉縁ポケット。
フィッティング・サイズ感
サイズ | 裾幅 | ウエスト | 股上 | わたり |
46 | 17cm | 75cm | 25cm | 30cm |
171cm、57kg。最近ウエストが成長して81cmになってしまったので、46サイズにしてみましたが、ほんの少しゆとりがあるもののほぼぴったりでした。写真は未洗濯、未アイロンなのでここから少しは縮んでパリッとするかと思います。
股上が深く、プリーツによってさらにゆとりが設けられているので、腰まわりは他のパンツに比べるとゆったりめ。とはいえ、裾へ向かって緩やかにテーパードが効いているので野暮ったい印象はなく、綺麗なスラックスのシルエットです。
リネン混のため、重量はとても軽いです。通気性が良く、サラッとした肌触りで夏でも快適に着用できます。
10代の頃から何となく敬遠していたベージュパンツでしたが、着てみた印象が悪くないどころか良かったので、つくづくパンツはシルエットが命だなと感じました。先日購入したボリエッロのブラウンシャツと合わせて着ると同じリネン素材で同系色でまとまって良い感じです。
今年の春夏はリネン素材の服を楽しみたいと思います。