ゴールデンウィーク中に日帰りで大阪をひとり旅で観光してきました。気になっていた家具屋さんに行くのが目的でしたが、ついでにカメラを持って観光スポットをさくっと巡ってきました。

 

9時 難波駅

9時過ぎに大阪の難波駅に到着。

 

難波八阪神社

難波八阪神社

難波駅から徒歩約10分。「獅子殿」と呼ばれる大きな獅子の頭の形をしたユニークな建築物があることで有名な「難波八阪神社」にやって来ました。

 

大阪大空襲で焼失し、1974年に再建された本殿。

 

獅子殿

本殿と同時に完成したのがこちらの獅子殿。高さは12m、奥行き7m、幅7mの巨大な獅子の顔が印象的です。素盞嗚尊の荒魂を祀っています。大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み勝運(商運)を招くということで、全国各地から参拝者が訪れています。

 

獅子殿

目はライト、鼻はスピーカーになっており、神楽、居合道、獅子舞、民踊等各種芸能の舞台としても活用されています。

 

新世界本通商店街、通天閣

難波八阪神社から徒歩約20分。約200mある通天閣へのメインストリートが「通天閣本通商店会」です。新世界創設の頃から「恵美須通」として栄え、1956年の2代目通天閣再建を機に「通天閣本通」に名前を改めた繁華街です。

 

国の有形文化財に登録されているなにわのシンボル「通天閣」が見えます。今回は登りませんでしたが、高さ108mの展望塔からは街並みを一望でき、地下から屋上まで各フロアにショップやカフェが併設されています。

 

新世界本通商店街

昔ながらの商店街があり、地元の空気感を味わえます。午前11時から営業開始のため、10時頃に訪れた時は静かでお店は開店準備中でした。

 

通天閣を中心に少し散策。

 

新世界本通商店街、通天閣

大通り沿いには居酒屋が建ち並びます。観光客のいない早朝や夕刻〜夜に来るとまた違った雰囲気の写真が撮れそうです。

 

新世界本通商店街、通天閣

新世界本通商店街、通天閣

 

和宗総本山 四天王寺

和宗総本山 四天王寺
石鳥居

通天閣から徒歩15分。推古天皇元年(593年)に聖徳太子が建立した日本仏法最初の官寺「和宗総本山 四天王寺」を訪れました。

 

和宗総本山 四天王寺

推古元年に創建され、昭和37年にパナソニックの松下幸之助氏の寄贈により再建された「極楽門」と呼ばれる西大門。

 

和宗総本山 四天王寺

見どころの中心伽藍は大人300円の拝観料を払って入場可能です。外観は撮影可、中は撮影不可です。毎日11時から舎利出しの法儀が厳修されます。ちょうど和尚さんと僧侶の方が入場するタイミングでした。

 

五重塔。創建時、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)利救の悲願を込めて、聖徳太子が塔の礎石心柱の中に自らの髻髪6本を納めたので「六道利救の塔」とも呼ばれます。

 

和宗総本山 四天王寺

五重塔の隣りにあるのは、救世観音を祀り、四方を四天王が守護している「金堂」。

 

 

重要文化財に指定されている「六時礼讃堂」。昼夜6回にわたって諸礼讃をするところからこの名が付いていますあります。

 

大黒堂。大黒天、毘沙門天、弁才天の顔を持つ三面大黒天を本尊としています。

 

和宗総本山 四天王寺

 

黒門市場

黒門市場

四天王寺から難波駅方面に戻り徒歩20分。大阪市の中心部、ミナミにある商店街「黒門市場」。市場の付近にあった圓明寺の山門が黒かったことから「黒門市場」と呼ばれるようになりました。

全長580mのアーケード下には150以上の店舗が並び、新鮮な魚介類を味わえます。夏のハモ、冬のフグが名物。

 

 

千日前中央通

 

法善寺

法善寺

大阪府大阪市中央区難波にある浄土宗の寺院「法善寺」。本尊は阿弥陀如来。苔に覆われた西向不動明王の「水掛不動」が有名です。江戸時代の難波近郊は、死者の焼き場、墓地、刑場などが集まる葬送の地だったため、専念法師が死者を供養するため、千日間の念仏回向を勤めたとされており、俗に千日寺と呼ばれています。

 

法善寺

水掛不動尊・金毘羅天王・お初大神・二河白道堂へのお参りは24時間いつでも可能です。

 

長さ80m、幅3mの東西に延びる石畳の路地は「法善寺横丁」と呼ばれており、道頓堀の近くながらも静かなでノスタルジックな雰囲気が漂っています。

 

法善寺

 

昼食:たこ焼道楽わなか

たこ焼道楽わなか なんば店

大阪といえばたこ焼きということで、昼食は有名店の「わなか」に並びました。なんば店が営業していなかったため、道頓堀店を訪れました。GWということでかなりの行列でしたが、回転が速いので30分ほどしか待たずに済みました。

 

たこ焼道楽わなか なんば店

人気の味付け3種(ソース、醤油かつお、ねぎ塩)と期間限定味1種が楽しめる「おおいり」を注文。店内の2階に座って食べました。外はカリっと、中はとろける食感で柔らかめの食感。程よいダシと塩味がきいていてそのままでも美味しいです。個人的にはねぎ塩が一番美味しかったです。

 

道頓堀

道頓堀

大阪の繁華街の中でも特に知名度を誇る「道頓堀」。慶長17年(1612年)に私財をなげうって川を開削した安井道頓の名前に由来します。江戸時代に芝居の本場として栄え、芝居茶屋が飲食店として繁盛していきました。

 

グリコの看板、かに道楽本店など大阪のシンボルが集まっています。

 

 

TRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)

トラックファニチャー

大阪の観光スポットではありませんが、今回の旅の目的であるTRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)のショールームにやって来ました。

1997年に黄瀬徳彦さんと唐津裕美さんがはじめた家具ブランドで、大阪市旭区にショールームがあります。ソファが欲しくて様々なブランドを見て、TRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)のFKソファが気になったので座り心地を確かめに来ました。

FKソファは約50万円もするのと、一つ一つ手作りなので納期が長い(22年5月時点で6カ月)ということで、その場で即決購入とはなりませんでしたが、心の中ではこのソファを買うと決心が付きました。

 

隣りにはトラックファニチャーが運営する「Bird」というカフェがあり、地元・観光客で賑わっていました。約2時間待ちだったので、テイクアウトでアイスコーヒーを頂いてまた難波方面へ戻りました。

 

天満市場、裏天満ちょうちん通り

天満市場、裏天満ちょうちん通り

大阪城築城時から大川沿いに集結した食材の集積場として発展した「浪花の台所」とも称される「天満市場」。その北側には天井を埋め尽くすほどの提灯がぶら下がるグルメアーケード「裏天満ちょうちん通り」があります。

 

約1000個の提灯がぶら下がっており、夜には照明が灯されます。また夜の時間に訪れてみたいですね。

 

数ある提灯の中にハートが描かれた提灯が1つ紛れ込んでいるらしいです。縁結びで知られる出雲大社でちょうちんを祈祷し、中にお守りを入れているということで、見つけた人には良い縁が訪れそうです。

 

天神橋筋商店街

1653年に天神橋と天満橋の北側の川沿いに開設された「天満青物市場」から大阪天満宮の門前町として江戸時代に発展した天神橋筋商店街。南北に約2.6km、商店街周辺を含めて約1000のお店が続く、日本一長い商店街として有名です。

 

天神橋筋商店街

1丁目から6丁目まで各丁ごとに、アーケードのデザインが個性的になっています。

 

 

大阪天満宮

大阪天満宮

学問・芸能の神様、菅原道真公を祀る日本三大天満宮のひとつ「大阪天満宮」。650年に孝徳天皇が難波長柄豊崎宮を造営した際、都の西北を守る神として大将軍社を創建したのが始まり。菅原道真が没した後に大将軍社の前に7本の松が生え、霊光を放ったという話を聞いた村上天皇の勅命によってこの地に大阪天満宮が建立されました。

 

大阪天満宮

毎年7月24〜25日にかけて行われる天神祭は日本三大祭、大阪三大夏祭りの一つ。

 

 

中之島公園 バラ園

中之島公園 バラ園

中之島公園は、明治24年(1891年)に大阪市で初めて誕生した公園。 大阪市内最大のバラ園で約310品種、約3,700株が花を咲かせます。バラの見ごろは5月中旬~下旬、10月上旬~下旬です。

 

中之島公園 バラ園

 

大阪府立中之島図書館

大阪府立中之島図書館

大阪府立中之島図書館は、中之島一丁目にある公共図書館。蔵書数は約57万冊。住友家の寄付により、1904年(明治37年)に竣工しました。石造りの建物で、円柱が並ぶ玄関や緑色のドームが特徴的です。この日は残念ながら休館でした。

 

大阪市中央公会堂

大阪市中央公会堂

中之島に建つネオルネッサンス様式の美しい建物が大阪市中央公会堂です。大阪市民、岩本栄之助氏の寄附で1918年(大正7年)に竣工しました。オペラやコンサートの他、各界著名人の講演会が開催される場所となっています。2002年(平成14年)に公会堂建築物として西日本で初めて、国の重要文化財に指定されました。

この日はGWのイベント中で目の前に露店が建ち並んでいました。

 

水晶橋
水晶橋

 

大阪市役所
大阪市役所

夕食:アメリカ村店 – 串カツ田中

アメリカ村店 - 串カツ田中

夕食はこれまた大阪名物の串カツにしました。串カツだるまに入れなかったので、アメリカ村を散策するついでに串カツ田中を訪れました。チェーン店なので地元にもあるのですが、電車の時間もあったので一人旅でサクッと食べるにはちょうど良かったです。

 

串カツ盛り合わせや牛すじの土手煮を食べましたが、どちらも美味しかったです。

 

アメリカ村店 - 串カツ田中

アメ村の愛称で親しまれる「アメリカ村」は大阪の流行の発信地。1970年代に倉庫を改装した店舗でアメリカ西海岸から輸入してきた古着や中古レコード、雑貨が売られ始めたのが話題となり「アメリカ村」と呼ばれるようになりました。

 

 

道頓堀

日の入り前の18時半。9時過ぎからスタートした大阪ひとり写真旅はこれにて終了。このほかにも、大阪城、住吉大社、あべのハルカス、梅田スカイビルといった観光スポットがあるので、1泊2日あればだいたいの観光スポットは巡ることができるかと思います。今回は昼間の写真だけでしたが、早朝や夜の大阪も見て回ってみたいですね。

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