洋服ケアで見落としがちな防虫剤
お気に入りの洋服はできるだけ長く着たいもの。特に天然繊維の衣類は、着用後はブラッシングして、洗うときは洗濯ネットに入れて専用の洗剤を使い、アイロンがけは当て布を使って、とできる限りのケアを施します。
そんな洋服のお手入れで見落としがちなのが防虫剤。どれだけ衣類を丁寧に扱っても虫食いで大切な服に穴が空いてしまってはこれまでの努力が水の泡です。運良くこれまで防虫剤を使わずに虫食いの被害にあわなかった方もいるかもしれませんが、お守り的な意味でも防虫剤を使っていて損はしません。
衣類害虫の生態と活動時期
衣類を食べるのは、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガといった害虫の「幼虫」。成虫は花のミツなどを吸って生きています。衣類害虫は、気温が15℃以上、春から夏にかけての季節に活発に活動します。ただし、家の中は年中暖かいため、季節に関係なく侵入してきます。
これらの成虫は、屋外を飛びながら移動しており、外に干した洗濯物や外出時の衣類にくっついて家の中に侵入します。成虫は衣類を食べませんが、その代わりに1日に数百もの卵を産みます。
幼虫期間は、カツオブシムシ類が10ヶ月、イガ類が1ヶ月〜4ヶ月程度とかなり長いです。その間何もしなければ、服を食べられてしまいます。
これらの幼虫の大好物は、カシミヤ、ウール、シルク、麻などの天然素材の繊維。特に汗や皮脂、ホコリ、食べこぼしなどの汚れが残っていれば、化学繊維や綿でも虫食いの被害にあいます。
虫食い対策
防虫剤
服をタンスやクローゼットに長期収納するときは、防虫剤を使用します。
クローゼット、タンスの換気
衣類害虫は湿気を好むため、クローゼットやタンスなどの収納スペースに風を通します。服を取り出して、収納スペースを掃除するとなお良いです。衣類は湿気を吸い込みやすいため、除湿剤を入れておくのも有りです。カビ防止にもなります。
また、長期収納していた服を着るときは、一度風通しの良い場所で干すか洗濯するのがオススメです。
収納前に服を洗う
汗、皮脂、ホコリ、食べこぼしなどの服の汚れは虫食いを助長します。収納する前に洗濯・クリーニング・アイロンなどして服を清潔にしましょう。
※クリーニングに出した服は、湿気防止のためにビニールを外します。
服を着た後にブラッシングする
服の日常ケアといえばブラッシング。汚れや埃を落とすだけでなく、服に付いた衣類害虫も落とすことができます。
衣替えと一緒に防虫剤を交換。「ムシューダ 防虫剤 引き出し・衣装ケース用」
以前、このブログでムシューダの洋服タンス用の紹介をしました。
半年以上経ちますが、お陰様で虫食いの被害にはあっていません。
【引き出し・衣装ケース】
50L・・・2個
75L・・・3個
【洋服ダンス】
500L・・・1個
1,000L・・・2個
1,500L・・・3個
【クローゼット】
2,400L・・・3個
1,600L・・・2個
800L・・・1個
全て無臭で、効果が1年間有効です。
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もうそろそろ秋冬へ衣替えの季節ということもあり、社会人になって購入した高い洋服たちを守るために、衣装ケースにも防虫剤を入れることにしました。
有効期間は約1年。効果が切れると「おわり」の文字が浮かび上がるので分かりやすいですね。湿度や室温が高いと取り替え時期が短めになります。
使用量の目安は、50Lの衣装ケースに2個、75Lの衣装ケースに3個。
2個入りで個別包装されています。
75Lの衣装ケースが2つあるので、6つ使用しました。
一人暮らしだと余裕で余るのでコスパも良いです。防虫剤一つあたり25円〜30円なので、6つ使ってもたったの200円程度。200円をケチって数十万円分のお気に入りの服が虫食いにあったら絶対に後悔します。汚れと違って修復がきかないため、防虫剤は必須です。
衣替えの季節。クローゼットと衣装ケースの防虫剤の交換も忘れずに!