Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)
Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)は、イタリア、フィレンツェで1612年に創業した世界最古の薬局。サンタ・マリア・ノヴェッラ修道院に務めるドミニコ会の修道僧が自ら栽培したハーブや植物から軟膏や薬剤を調合したのが始まりで、その歴史は約800年にまで遡ります。今も尚、伝統製法を守り、フィレンツェの丘に咲く草花を用いて上質な香りの商品を作っています。
ポプリとは
ポプリ(pot-pourri)は、花、香草(ハーブ)、香辛料(スパイス)、木の実などを精油等のオイルと混ぜ合わせて熟成させて作る室内香のひとつ。フランス語が語源で、多様な材料を壺に入れて混ぜ合わせて作ることから「混ぜる」、「壺」、「ごた混ぜ煮」を意味します。乾燥させて作るドライポプリと湿ったまま保存するモイストポプリがあります。
【レビュー】Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)|スパイシーな香りのポプリ
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視覚情報と同じくらい、人や空間の印象を左右する「香り」。記憶とも結びつきやすく、意外とその影響力は大きいものです。
最近は部屋で過ごす時間も長くなってきたので、今回、部屋にリラックスできる香りを導入すべく、サンタ・マリア・ノヴェッラのポプリをお試しで購入しました。
有名アパレルショップや芸能人も愛用するSanta Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)のポプリ。天然の植物(ローズマリー、ラベンダー、ビャクシンやバラの蕾など)を原料に密封した壺の中で30日間以上の熟成期間を経て作られています。
定価では約5000円しますが、私は通販で並行輸入品を約4000円で購入しました。
ポプリの使い方
使い方は簡単で、適当な容器に香りの強さの好みに応じてポプリを出し、香らせたい場所に置くだけです。保管を考えて、袋の開封口は小さめに切ることをオススメします。
器は専用のポプリポットもありますが、ポプリが置ければ何でも構いません。
ポプリポット、器(蓋付き) |
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皿 |
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香りの持続性は1回あたりの使用量で相殺されるので、1袋の使い切り目安時間は器でも皿でも変わりません。インテリアや好みに合わせて選べば良いと思います。
オススメのポプリ皿
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ガラスや陶器に飾ってもお洒落ですが、個人的に真鍮や銅などの金属がポプリと相性が良いと思います。
私はPICUS(ピクス)の真鍮プレートにポプリを置いています。幅10cm×奥行き7cmの手のひらサイズの小さなトレイで、15〜20gのポプリがちょうど入ります。真鍮、アルミ、銅、真鍮サビ加工の4種。
20g以上のポプリを飾る場合は、MOTTAのステンレスコースターがオススメ。腐食に強く高級感のある18/10ステンレスでイタリア製です。
1回の使用量、使用期限
約10畳の部屋の場合、15〜30gでほのかに香り、30〜50gでしっかり香ります。
香りの持続時間は使用量に比例して異なりますが、ポプリを軽く混ぜたり、霧吹きで湿らせることで香りが復活するため、1回あたり長く使えます。
目安は100gの詰め替え用で半年〜1年。約1年分のルームフレグランスと考えると安いです。
ポプリの保管方法
乾燥すると香りが飛んでしまうため、袋の開封口を折り畳んでクリップ等で留め、ジップロックで乾燥しないように密閉して日が当たらない涼しい場所で保管します。
香りが無くなったポプリの使い道
香りが無くなったポプリは、器の容量があれば捨てずに新たなポプリを追加して混ぜて使います。器に入りきらない場合は、サシェ(香り袋、匂い袋)や巾着に入れてクローゼットに掛けて使う方法もあるようです。
ポプリの香りレビュー
15〜20gのポプリを皿に乗せ、10畳の部屋に置いています。袋から出した状態では湿っており、2日ほど強く香ります。乾燥するにつれて香りが穏やかになり、近くを通ったときにふわっと香るくらいに馴染みます。
香りはオーガニックコーラを想起させるスパイシーな香りです。甘い香りとスパイシーな香りが交互にやって来ます。他ブランドの香水や柔軟剤等の香り商品では記憶にない独特な香りで、ヴィンテージなインテリアと相性が良さそうです。
湿った草花なので、正直見た目は微妙です。ポプリを知らない人が見ると驚くかもしれません。気になるのであれば、目の届きにくい場所に置いたり、蓋付きの容器を使用することをオススメします。
20g程度の少量しか使っていませんが、これくらいでも部屋の中でほのかに香ってくれます。香りは1種類のみですが、男女問わず使用できるので、自分用のルームフレグランスとして、また、プレゼントやギフトにもオススメです。
オススメ度:★★★★☆(4.0/5.0) |