2017年8月。ヨーロッパ周遊旅行25日目。ルツェルンから電車で移動し、10時半に国際都市チューリッヒの中央駅に到着しました。
国際空港があるスイスの玄関口チューリッヒ。スイス最大の都市で交通の要所であり、銀行・金融の世界的な中心地です。チューリッヒは紀元前15年にローマ人によりトゥリクム(Turicum)という名前で築かれ、現在でも旧市街には中世の建物が建ち並びます。
この日は1時間後にチューリッヒ国際空港へ向かう必要があったため、徒歩で歩き回りながら聖堂と街並みを写真に収めました。
チューリヒ中央駅(Zürich Hauptbahnhof)
チューリヒ中央駅は、スイス国内で初めて鉄道路線が開通した時にできた駅。1871年に再建された現在の駅舎は鉄道駅としてスイス最大であり、ヨーロッパ最大級の駅構内ショッピングセンターも併設しています。
バーンホフシュトラッセ(Bahnhofstrasse、駅前大通り)
バーンホフシュトラッセ(Bahnhofstrasse、駅前大通り)は、チューリヒ中央駅から路面電車の線路が敷かれている大通り。老舗デパート、有名ブティック、レストラン、カフェなどが建ち並びます。パラデプラッツ(パラデ広場、Paradeplatz)は銀行が集まる金融の中心地です。
リンデンホフの丘(Lindenhof)
駅前大通りからリマト川へ向かう坂道を登ると、リンデンホフの丘(Lindenhof)という小高い丘に辿り着きます。リマト川を挟んで旧市街を一望できる眺望ポイントがあり、木々が美しい憩いの空間となっています。朝野空気が爽やかでこの日も朝から新聞を広げてくつろいでいる若者がいました。
丘の上からはリマト川沿いに立ち並ぶカラフルな建物やチューリッヒ大学、教会の尖塔などを一望することができます。オススメの写真スポットです。
ホテルやギフトショップがびっしりと建ち並ぶ細道を下ります。
聖ペーター教会(Kirche St.Peter)
聖ペーター教会(Kirche St.Peter)は、チューリヒ最古の教会。1534年に建てられた時計塔はヨーロッパ最大の文字盤(直径8.7m)を持つことで知られています。
グロスミュンスター(大聖堂、Grossmünster)
グロスミュンスター(大聖堂、Grossmünster)は、12世紀から13世紀にかけて建設されたロマネスク様式のプロテスタント教会。聖堂内はスイスの画家・工芸家のアウグスト・ジャコメッティが製作したステンドグラスが見どころです。片方の塔は登ることができ、チューリッヒの街並みを見渡すことができます。
フラウミュンスター(聖母聖堂、Fraumünster)
フラウミュンスター(聖母聖堂、Fraumünster)は、東フランク王国のルートヴィヒ2世が娘のために女子修道院として853年に建てた建築物が前身となっています。改築が繰り返されてゴシック建築様式の教会になり、19世紀にはロマネスクとゴシック様式が織り混ざった様式に再改築され、現在の姿になりました。
時計塔をもつ青銅色の尖塔が美しく、チューリッヒのシンボルの一つです。
教会内にはアウグスト・ジャコメッティのステンドグラスがあります。また、20世紀にフランスの画家マルク・シャガールが手がけたステンドグラスが教会構内一番奥の壁に設置され、見どころの観光スポットになっています。
マルク・シャガールが手がけたステンドグラスの中には、礼拝堂の上階に登らないと見えないバラ窓もあり、ガイドツアーに参加すると見ることができます。
リマト川沿いで思う存分写真を撮ってチューリッヒ観光は終了。チューリッヒ中央駅に戻り、チューリッヒ国際空港へ移動しました。
早めに空港に着いたため、楽天プレミアムカードに付帯してくるPriority Passでラウンジを利用しました。サラダ、スープ、ジュース、アルコール、紅茶、スイスのチョコ・クッキーなどフード・ドリンクサービスが豊富で今まで使ったラウンジの中で一番良かったです。
格安航空のvueling.comでポルトガルの首都リスボンへ移動。14時過ぎの便で17時着でした。ヨーロッパ最西端から西欧諸国を巡ります。