LA ROCHE POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)
「LA ROCHE POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)」は1975年に敏感肌のためのスキンケアブランドとしてフランスで誕生しました。
ブランド名の「ラ ロッシュ ポゼ」は、フランス中西部の村の名前に由来します。皮膚に異常のあった馬が泥水で満ち、皮膚が回復したという「ラ ロッシュ ポゼ」の湧水を研究したのが始まり。19世紀にナポレオンがエジプト遠征から帰還した兵士の皮膚治療のため設立した研究施設を前身として、1905年にラ ロッシュ ポゼ ターマルセンターが完成しました。そして、薬剤師ルヴァイエ氏が1975年にラ ロッシュ ポゼ ラボラトリーを設立しました。
ちなみに、ラ ロッシュ ポゼでは、この湧水(ターマルウォーター)をボトリングした顔・ボディ用ミスト状化粧水を販売しています。ただの水といえば水ですが、1700年かけてゆっくりにじみ出た水のため、希少なミネラル成分が含まれており、肌に有益な役割を持つ皮膚常在菌(美肌菌)の栄養素となる「セレン」を豊富に含むため、肌の状態を整え、やわらげ、ほてりを鎮める作用や、肌の老化を防ぐバリア機能等、皮膚病治療の補助として有用であることも実証されています。
ブランドコンセプトは「敏感な肌と毎日に、確かな自信を」。
LA ROCHE POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)の製品は、安全性、有用性、必要最低限の3つの理念のもと、敏感肌について日々研究を重ね、安全性が高く、刺激を与えにくい、必要最小限の成分を配合しています。また、時間が経っても、処方の安定性が守られるようなパッケージを採用しています。LA ROCHE POSAY(ラ ロッシュ ポゼ)の製品は、現在世界82カ国90,000人以上の皮膚科医が採用しています。
シカクリーム
韓国コスメをきっかけにここ数年でSNSで急激に話題になったシカクリームは「皮膚再生クリーム」とも呼ばれています。帝王切開などの手術跡の改善に使われていたスミス・アンド・ネフュー社(英: Smith & Nephew plc)の「CICA-CARE シカケア」というシリコンジェルシートに配合された「ツボクサエキス」に着目した同成分配合のクリームが「シカクリーム」として販売されています。
値段もお手頃のため、プチプラスキンケアとして日本でも人気です。そんな肌再生クリームですが、ラ ロッシュ ポゼの「CICAPLAST BAUME B5(シカプラスト バーム B5)」も肌トラブルが改善するという口コミで人気商品となっています。
肌荒れ、敏感肌に悩んでいた私は、SPF配合のラ ロッシュ ポゼのシカプラスト バーム B5を購入して朝のスキンケアに導入したことがあり、肌の調子が安定して気に入っていたのですが、少しテカるのが気になったので、朝のスキンケアではなく、夜のスキンケアに導入するためにSPF配合なしのものをリピート購入しました。
【レビュー】ラ ロッシュ ポゼ|ニキビ、毛穴、乾燥の肌トラブルを整える「シカプラスト バーム B5」
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日本未発売品のため、並行輸入品を通販で購入しています。ベルコスメで40mlが約1100円、100mlが約1600円で100mlがお得ですが、人気商品のため欠品していることが多いです。まずは40mlから試してみて、肌に合えば100mlを購入するのが良いでしょう。
「シカプラスト バーム B5」の成分
水、水添ポリイソブテン、ジメチコン、グリセリン、シア脂、プロビタミンB5(パンテノール)、プロパンジオール、BG、オクテニルコハク酸デンプンAl、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、トリヒドロキシスデアリン、グルコン酸亜鉛、マデカッソシド(ツボクサエキス)、グルコン酸マンガン、シリカ、水酸化Al、硫酸Mg、EDTA-2Na、グルコン酸銅、カプリロイルグリシン、クエン酸、酢酸ステアリン酸グリコール、イソステアリン酸ポリグリセリル-4、トコフェロール、テトラ、ペンタエリスリチル、酸化チタン |
パラベン(防腐剤)フリー、ラノリン(精製羊毛脂)フリー、無香料
有効成分
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「シカプラスト バーム B5」の使用期限、保管方法
直射日光、高温下での保管を避けます。使用期限は開封後6カ月以内。
「シカプラスト バーム B5」の使い方
使用箇所、タイミング
私は「肌の調子が悪いとき」と「ピーリングして肌が敏感になっているとき」の夜のスキンケアに「シカプラスト バーム B5」を使用しています。目の周り以外、体から唇まで、全身に使用可能です。
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手のひらで温めながら塗り広げたクリームを顔に塗布しても良いと思いますが、私は贅沢に人差し指の指先にクリームを取りながら、鼻、頬、顎、額、首の5箇所に部分塗りしてから広げています。使用量は増えますが、安いので気兼ねなくたっぷり使っています。
使用感
クリームは程よく固さがあるので液だれしません。コッテリ系で重いテクスチャーですが、伸びはそこそこ。
塗った直後は白浮きしますが、優しく丁寧に肌に馴染ませていくと肌の色をトーンアップさせながら浸透していきます。使い始めは独特な匂いが気になるという方もいるかもしれませんが、私は特に気になりません。
「シカプラスト バーム B5」で実感した効果
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私は脂性肌寄りの敏感肌のため、肌を外部刺激から守るため、スキンケアでは保湿が欠かせません。シカプラスト バームは化粧水後に塗るだけで、他には何も付けなくても良いくらい十分に保湿してくれます。美容液をはさんでも良いと思いますが、私はこのクリームを使うときは化粧水以外は何も塗っていません。
浸透するというよりは、肌の表面を覆って保護するナイトクリーム的な塗り心地です。塗りすぎると少しテカりますが、夜のスキンケアで人に見られるわけではないので気になりません。肌表面の保湿力が高すぎて上からメイクを塗ってもうまくのらないため、そういう意味でも夜のスキンケアに使用するのがオススメです。
日焼け後、ピーリング後、肌荒れ中など肌が弱くなっている状態でも全く刺激がなく、安心して使えます。
5月から週1〜2回のペース、最近は気に入って週3回で使用していますが、40mlでも余裕で3カ月以上もちます。
肝心な効果ですが、
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- ニキビの炎症を悪化させない効果はありますが、ニキビがすぐ消えるといった魔法のような効果はありません。
- ニキビ跡とキズ跡は、根気強く使い続けてほんの少し目立たなくなった気がする程度なので、目に見える効果を期待するならピーリングと併用するのがオススメです。
- 保湿によって毛穴の開きを防止する効果はありますが、開ききってしまった毛穴は現状維持か少し改善する程度です(こちらも目に見える効果を期待するのであればピーリングや皮膚科など別のケアと併用するのが良いでしょう)
ニキビ、ニキビ跡、毛穴を改善するためにオススメのスキンケアルーティン
- 日常の夜のスキンケアはビタミンC美容液を使用する(炎症、色素沈着の改善)
- 週1〜2回の夜のスキンケアでピーリングを行い、ピーリング後の肌にシカプラスト バームを塗る(ニキビ跡、毛穴の改善)
このスキンケアルーティンを続けることで、肌の調子を安定させながら肌荒れを改善することができています。
デパコスなど高いスキンケア商品も試していますが、ある程度の効果は得られても、価格が高い場合は長続きしません。その点、シカプラスト バームはお手頃価格でたっぷり使えるので何度もリピート買いしています。
「シカプラスト バーム B5」の種類
「シカプラスト バーム B5」は40mlと100mlの2サイズが販売されています。加えて、SPF50のものが40mlで販売されているため、計3種類あります。
SPF配合のものも使いましたが、日焼け止めの重ね塗りを推奨されているので、夜のスキンケアに使うという意味でも通常タイプのものがオススメです。
100ml大容量サイズをリピート買い
もう少しで40mlを使い切るため、再入荷のタイミングで100mlサイズをリピート買いしました。
ゆらぎ肌を整えてくれる欠かせない存在
スキンケアはいろいろ試していますが、ゆらぎ肌を整えてくれる欠かせない存在として、シカプラスト バームB5は常にストックしています。肌の調子が悪いときはとりあえずこれ塗っておけば大丈夫という謎の安心感が芽生えるくらい良い商品です。
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) |