2024年7月。一時帰国前にメキシコシティに寄ったついでに、メキシコシティの観光スポット、グアダルーペ寺院を観光しました。

11時過ぎにメキシコシティ国際空港に到着し、成田直行便の出るターミナル1へ移動後、8番出口付近のコインロッカーにスーツケースを預けてUberで空港から直接移動。

 

グアダルーペ寺院(Basílica de Santa María de Guadalupe)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

グアダルーペ寺院(Basílica de Santa María de Guadalupe)は、メキシコシティ市街地、テペヤックの丘の麓に位置するカトリック寺院。1531年12月9日に、先住民の農夫フアン・ディエゴの前に褐色の肌をした聖母が現れたという聖母の出現の一つが、カトリック教徒が大半を占めるメキシコで最も敬愛されている宗教的シンボルとなっており、そのグアダルーペの聖母(Nuestra Señora de Guadalupe)を祭っているメキシコ大司教会です。毎年2,000万人の巡礼者が訪れています。

建築家ペドロ・デ・アリエタによって1709年に建てられた旧大聖堂の他、敷地内にはいくつかの礼拝堂や寺院があり、現在の新大聖堂は1976年に完成しました。

 

営業時間・入場料

新大聖堂は毎日6:00〜21:00で開いていますが、その他の礼拝堂は営業時間が異なるため、全てにアクセスできる毎日10:00〜17:00に訪れることをオススメします。なお、入場料は無料です。

 

周りは治安が良くないのでUberでのアクセス推奨

注意

グアダルーペ寺院がある北エリアはメキシコシティの中で治安が悪いエリアのため、Uberで目の前まで行くことをオススメします。また、敷地内は公共wifiが無いため、帰りにUberを呼ぶためにeSIM等で通信できるようにしておきましょう。

会社の現地スマホが月のデータ容量超えて使えなくなり、公共wifi頼りで訪れた私は、敷地を出て、大通りを5分ほど歩いて公共wifiを見つけてUberを捕まえましたが、昼間でも周辺の雰囲気があまり良くなく、ビクビクしながら歩くはめになりました。

この経験もあって、昨年末に一時帰国した際にプライベートのスマホをahamoから楽天モバイルに電話番号を引き継いで乗り換えました。海外でも月2GBまで契約内で無料で通信でき、3GBまでは980円/月しか請求されないので、海外駐在者や海外旅行に行く方にはオススメです。(メキシコは繋がりますが、一部対象外の国もあるので、その場合は別途プリペイドのeSIM推奨)

 

新大聖堂

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

中に入ると、1976年に竣工した新大聖堂の内部に繋がります。中央祭壇に掲げられている聖母マリアの肖像画をどこからでも見ることができるように視界を遮る支柱が無く、楕円形になっています。ちょうどミサの最中でした。

外から見ると、十字架と緑の屋根が特徴で、それぞれグアダルーペの冠とマントを表現したデザインになっています。中央にはフアン・ディエゴに聖母がかけた言葉「¿No estoy yo aquí que soy tu madre?(あなたの母である私がここにいますよ?(いつでも(聖母が)あなたを見守っています))」と書かれています。

 

洗礼堂(Bautisterio de la Basílica)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

大聖堂と旧聖堂の間には洗礼堂があります。主に7歳未満の子供の洗礼などを行う場所なので観光客が中に入るところではないです。

 

旧聖堂(Antigua Basílica de Guadalupe)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

1709年に竣工した旧聖堂。グアダルーペの奇跡を聞いて礼拝堂を訪れる信者が増えたため、完工後に礼拝堂からこちらにグアダルーペの聖母の肖像をこちらに移し、新大聖堂ができる前まではここが主聖堂でした。

 

 

隣りにカプチナス修道院(聖母グアダルーペ教区教会)が建設された際に損傷を受けて内装が変わり、さらに地盤沈下で建物が傾くなどしたため、現在まで修復されながら維持されています。その名残もあって今でも建物の傾きを見てとることができます。

 

ヨハネ・パウロ2世(Monumento al Papa Juan Pablo II)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

旧聖堂の隣りにはヨハネ・パウロ2世(第264代ローマ教皇)の像が立っています。100カ国以上を訪れた史上初のポーランド人のローマ教皇で聖人。就任後初の海外訪問はメキシコで、2002年にフアン・ディエゴを聖人に認定しました。

 

カプチナス(グアダルーペの聖母教区教会、Parroquia de Santa María de Guadalupe “Capuchinas”)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

カプチン会の修道女の要請で18世紀末に建てられた修道院。こちらも地盤沈下により傾いています。

 

 

組み鐘(Carrillón)

新大聖堂の向かい側に位置する時計台。1時間毎に人形が出てきて「グアダルーペの奇跡」のストーリーを見ることができるそうです。

この広場を抜けて奥に進み、坂道を登っていきます。

 

先住民の礼拝堂(Capilla de Indios、Antigua Parroquia de Indios)

1649年頃に建てられた敷地内最古の建造物。祭壇には礼拝堂ができる前この場所に晩年住んでいたと言われるフアン・ディエゴの肖像が飾られています。旧聖堂ができる前はここにグアダルーペの聖母の肖像が安置されていたとされています。

 

ポシート礼拝堂(Capilla del Pocito)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

もともと井戸があるだけの簡易建物でしたが、病等が治る奇跡の水が出ると噂になり、人々が訪れるようになったため1791年に井戸の上に建てられました。 18 世紀に建てられた唯一の円形教会で、ジグザグの模様や装飾が特徴的です。

 

世界で最も美しいバロック建築の一つとして評され、内装も屋根に描かれた天使、グアダルーペの聖母像など豪華な装飾です。

 

テペヤック聖域境内の庭園(Jardín del Sagrado Recinto del Tepeyac la villa)

丘を登っていく途中にある広い庭園では、池の裏にグアダルーペの聖母の出現の像があります。

 

セリート礼拝堂(Capilla del Cerrito)

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

敷地内を見渡すことのできる、テペヤックの丘の上にそびえ立つ礼拝堂。1531年12月9日にフアン・ディエゴの前に初めてグアダルーペの聖母が現れた場所とされています。1666年に礼拝堂が建てられ、その後17世紀後半に現在の教会が建設されました。

 

メキシコシティ|グアダルーペ寺院、セントロ歴史地区周辺を観光

中に入ると両側にグアダルーペの奇跡のストーリーの壁画が飾られ、正面にグアダルーペの聖母像、左にフアン・ディエゴの肖像があります。この場所はグアダルーペの聖母の4回目の出現(真冬に、かつ、スペインにしかないバラが丘の上に咲き、ディエゴがバラを包んだマントの内側にグアダルーペの聖母が現れた12月12日、現在のグアダルーペの聖母の日)とも関連付けられています。

 

メキシコのカトリック文化を無料で体験できる場所

カトリック教公認の聖母の出現である、グアダルーペの聖母。カトリック教徒が大半を占めるメキシコにおいて、メキシコ独自のカトリック文化を無料で体験できる観光スポットです。敷地が広く、丘の上りは体力が要るので、所要時間は2時間ほどあると良いと思います。

 

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