株式会社パール
株式会社パールは、1959年に創業した眼鏡関連商品メーカー。日本で初めて「メガネのくもり止め」を開発し、現在もクリーナー/くもり止めを主力製品として販売しています。
レンズが曇る原因
眼鏡・サングラスユーザーを困らせるレンズの曇り。マスク生活と寒い季節の組み合わせで、くもり止め無しでは眼鏡が使い物にならなくなってしまいました。
そもそもレンズが曇る原因となっているのが、結露と油分です。
空気は温度によって含んでいられる水蒸気の量が異なり、暖かいほど多くの水蒸気を含むことができます。そのため、暖かい空気が冷えたレンズに触れて急激に冷やされることで細かい水滴が発生し、光の乱反射で白く見える＝レンズが曇るという現象になります。また、皮脂などの油分や汚れがレンズに付いていると水分の微粒子が付着しやすくなるため、これも曇りの原因となります。
くもり止めの仕組み
曇りの原因となっている水滴は球状で1粒1粒の表面積が小さいため、蒸発しにくく、光が乱反射すると白く見えます。そこで、くもり止めの成分である界面活性剤を付けることで、レンズと水の親水性を良くし、水滴が球状にならずに薄い膜状になります。その結果、光の乱反射が起きなくなり曇りを防止します。また、表面積が広くなって水が蒸発しやすくなる効果もあります。
【レビュー】眼鏡・サングラス用くもり止め「PEARL C JET(パール Cジェット)」
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眼鏡を新調したのに合わせて、くもり止めを購入しました。
手軽に使えるクロスタイプも使ってみましたが、効果や持続時間が弱くてストレスだったので、評価の高かった「パール Cジェット」に乗り換えました。
内容量は60ml。
パール Cジェットの使い方
1．眼鏡を綺麗にする
汚れや埃が付いたままだと、くもり止めの効果を最大限に発揮できず、また、くもり止めを伸ばす時にレンズを傷つけてしまう恐れがあるため、くもり止めを使う前に眼鏡を綺麗にします。
眼鏡拭きで拭き取るだけでも問題ないですが、私は中性洗剤を薄めた水で汚れを落とす→浄水で洗う→ティッシュで水分を取る→眼鏡拭きで仕上げ拭き をして全体的に綺麗にしてからくもり止めを使っています。
2．くもり止めを塗る
スプレー缶の頭部を上にした状態で上下に振り、缶を立てた状態でレンズから2cm離して1プッシュずつ吹き付けます。写真ではレンズの表裏・左右の4箇所に吹き付けましたが、意外と量が出るので、裏に左右1回ずつ吹き付けた後、表は手で塗るようにしています。
くもり止めを付けたら、ムラが出来ないように指でレンズ全体に塗り広げます。
3．少し乾かす
まんべんなく塗ったら、30秒ほど放置してくもり止めを少し乾かします。
4．ティッシュで優しく拭き上げる
最後にティッシュで優しく拭き上げて完了。眼鏡拭きは繊維が細かく、くもり止め成分まで拭き取ってしまうので使いません。
実感した効果
くもり止め効果は抜群。熱湯を沸かしたケトルの上でも全く曇りません。持続時間も長く、1回塗っただけで数日〜1週間ほど効果が続きます。眼鏡拭き等で拭いてしまうと効果や持続時間が弱まるので、極力使わないようにしています。
気になる点
塗る量が多いと持続時間は長くなりますが、写真のように近くで光に当てて見ると塗りムラからなのか、コーティングが見えてしまいます。視界はクリアに見えるので使い心地には問題ないですが、見た目が気になるので、塗る量を調節したり丁寧に拭き上げたりして綺麗に透明になるようにするのにコツが要ります。
また、スプレーの押す部分が固いので、吹き付ける量の調節がちょっと難しいです。
マスク生活には欠かせないアイテム
眼鏡レンズ用のくもり止めはいろんな商品が販売されていますが、今のところこのパール C ジェットが一番効果を感じます。マスク生活には欠かせないアイテムです。
| オススメ度：★★★★☆（4.0/5.0) |
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