HOKA(ホカ)

HOKA(ホカ)は、2009年にフランスで誕生したシューズブランド。Jean-Luc Diard(ジャン・リュック・ディアード)氏とNicolas Mermoud(ニコラス・マーモッド)氏の2人の創業者が、より容易に山、下り坂を駆け降りることが出来るシューズを生み出すために「HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)」の名前でブランドをスタートさせました。

最大の特徴は、下り坂でも最大限の衝撃吸収性を誇る厚底のミッドソール。また、推進力をもたらすゆりかご状のソール形状を採用しています。現在はフットウェアのグローバル企業であるDECKERS(デッカーズ)に所属し、アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラで製品開発を行っています。

2022年の改称前「HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)」のブランド名は、ニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉で「地上に舞い降りる時」を意味し、創業者たちがニュージーランドの山頂で現地ランナーからもらった言葉に由来します。

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

  • ブランド:HOKA(ホカ)
  • モデル:Clifton 9 Wide
  • 型番:1132210
  • 色:ブラック×ブラック(BBLC)
  • サイズ:USA 8.5(26.5cm)
  • ウィズ:ワイド(2E)
  • 素材:甲材(アッパー):ポリエステル、モダクリル、熱可塑ポリウレタン、ポリウレタン、底材(ソール):合成底
  • 生産国:ベトナム
  • 定価:20,900円(税込)

ここ最近スニーカーブームがさらに勢いを増し、シューズメーカーの決算も好調ですが、そんな中注目を浴びている新興ブランドの一つがHOKA(ホカ)です。メキシコに赴任して生活も慣れ、日本にいた時に体型維持と健康のため始めたランニングをこっちで再開したいと思っていました。そんな時にHOKA(ホカ)やALTRA(アルトラ)といった新興ブランドの存在をニュース記事で知り、遅ればせながら流行りにのって一時帰国時にHOKAの定番モデル「Clifton 9」を試し履きしてみたところ、これまでの靴とは異なる履き心地に感動して即決購入しました。

他モデルも試し履きしましたが、最もクッション性の高い「BONDI(ボンダイ)」は厚底過ぎて個人的に履き心地とつま先の見た目が好みではありませんでした。「RINCON(リンコン)」は「Clifton(クリフトン)」に比べてソールが固く、長距離ウォーキングに適していて見た目も好みでしたが、今回はランニングシューズが欲しかったので、ランニングという点ではクッション性の高いCliftonのほうが走り心地が良いのと、ソールが固めのものであればHOKAである必要性が薄れる気がしたので、Cliftonを選びました。

 

サイズ選び

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

足の長さ約25.5cmのため、革靴はジャスト(25.5cm)、スニーカーは0.5〜1.5cm(26〜27cm)を選ぶようにしているのですが、HOKAのClifton 9は+1cm(26.5cm)がつま先に若干の余裕がありぴったりでした。

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

足幅はモデルによって、レギュラー、ワイド(レギュラー+足周囲約12mm)、エキストラワイド(レギュラー+足周囲約24mm)があります。

Clifton 9はレギュラーとワイドを選ぶことができ、私は足幅約10.4cmということでワイド寄りのため、ワイドタイプを選んでぴったりでした。

取り扱い店舗も多いので実際に試着してサイズを確認するのがオススメです。購入はポイント付いたりクーポンで安くなったりする楽天通販が一番お得だと思います。

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

カラーはブラック×ブラック(BBLC)。

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

今まで履いてきたシューズの中で最も厚底ということもあり、このClifton 9は浮き上がるような履き心地でソールの柔らかいクッション性がかなり特徴的に感じます。初期モデルから第ごとに改良を重ね、現在の最新モデルはクッション性と軽さをアップグレードした9代目のクリフトンです。

地面からの高さを3mm増やしながらも軽量化。クッションと反発力のバランスが良い新フォームを採用し、アウトソールのデザインも改良。重量は片足248gでとても軽いです。他ブランドの靴を手にとって重さを比較するとその軽さに驚きます。

 

クッションミッドソール

コンプレッションEVAミッドソール素材を採用した厚底のミッドソールは、軽量かつ衝撃吸収性に優れ、地面の変化にも柔軟に対応して足を柔らかく着地させるクッション性と推進力を生み出す反発性を両立させています。

 

アクティブフットフレーム

クッションミッドソールの上にあり、足と接地するActive Foot Frame™(アクティブフットフレーム)は足全体をしっかりと包み込み、踏み込んだ時の縦横の揺れやズレを防ぎ、高い安定性を保ちます。

 

メタロッカー

靴底にカーブを設けることで、着地を妨げないように設計されたMetaRocker™(メタロッカー)は、すべての歩幅に適切なタイミングで前へ前へと進む推進力を与え、どんなペースでも安定した自然な体重移動でスムーズな足運びを促します。

 

アウトソールには耐久性が高いDurabrasion Rubber™を採用。

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

アッパーは通気性に優れたエンジニアードニット。甲を覆い、内側にガセットを搭載したズレにくいガセットタン、アキレス腱を保護し、足入れを楽にするヒール形状、反射素材のヒールパネル、など細かい部分でも履き心地向上の工夫がなされています。

 

履いて走ってみた感想

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

従来のランニングシューズと大きくことなるのが「足の指が広がる足先形状」と「柔らかいクッション性をもたらす厚底ソール」。これにより、足先が窮屈にならず、足の指5本がしっかり広がった状態で地面を捉えることができます

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

個人的に最も気に入っているポイントは何と言っても柔らかいクッション性と反発性を両立させたミッドソール。足や膝にとっては適度な柔らかさのある土の上を走るのがベストですが、日本はもちろん、ここメキシコでも近所を走るとなると、ランニングできる公園やグラウンドはほとんどなく、どうしても固いアスファルトの上を走らざるを得ません。

これまでの固いソールの靴では足や膝に負担が大きかったですが、このClifton 9はアスファルトの上でも柔らかいクッション性で足の負担を大幅に軽減してくれるだけでなく、そこから生み出される高い反発性で弾むように走ることができます。初めてこの靴を履いて走ったときは、その履き心地と走りやすさに感動しました。トレイルランニングレースで男女ともに1位の選手がHOKAを履いていたというのも頷けます。

また、手持ちのシューズの中では圧倒的に一番軽く、靴を履く際に手で持つ度に「軽いな」と感じます。反発クッションとこの軽さで足が飛ぶように前に出ます。

 

厚底シューズは見た目が好みでは無くてこれまで敬遠していましたが、HOKAのシューズはデザインもスタイリッシュです。

私はランニング専用シューズとして使っていますが、普段履きでも十分使える機能性と見た目です。

 

HOKA(ホカ)|流行りのランニングシューズ「Clifton 9 Wide」を買ってみた

加齢と仕事の飲み会続きのせいか、1年前から急におなか周りが気になり始め、これまで買ってきた高級パンツを履けなくなるという危機感と、「運動脳」という本を読んで知ったランニングなどの心拍数が上がる運動がもたらす健康・学習効果をモチベーションに週1〜2回のランニングを習慣付けてきました。

メキシコに赴任前後の半年間、ランニングできていませんでしたが、流行りにのって走るのが楽しくなる相棒シューズを見つけました。

 

オススメ度:★★★★★(5.0/5.0)

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