Manduka(マンドゥカ)
Manduka(マンドゥカ)は、1997年に誕生したアメリカの老舗ヨガマットブランド。設計者、ヨガの指導者として活躍していたPeter Sterios (ピーター・ステリオス)がヨガマットの機能性にこだわり、グリップ力とサポート力に優れた「ブラックマット」を開発してベストセラーとなりました。
シンプルなデザイン、優れた機能性と耐久性、環境へ配慮されたつくりのマンドゥカのヨガマットは世界中の一流ヨガ・インストラクターが愛用しています。初心者、経験者問わず豊富なラインナップを揃えており、今では最も有名なヨガマットブランドとなりました。
ブランドロゴの蛙のようなマークは、ヨガのポーズの1つ、「マンドゥカアーサナ」の形をモチーフにしています。
Manduka ヨガマットの種類とオススメ
PROシリーズ
Manduka(マンドゥカ)の定番シリーズでその名のとおり機能性を高めたプロ仕様のヨガマットです。
厚み | 幅 | 長さ | 重さ | |
Manduka PRO | 6mm | 66cm | 180cm / 216cm | 約3.4kg |
PRO lite | 5mm | 61cm | 180cm / 200cm | 約1.8kg |
PRO TRAVEL | 2.5mm | 61cm | 180cm | 約1.3kg |
Manduka PROは、厚み6mmで幅の広いプロ仕様の最上級ラインヨガマット。厚みがあるため、クッション性、耐久性、グリップ力、衝撃吸収、防音効果の機能を最大限に活用でき、ヨガ、ピラティス、筋トレなどあらゆるエクササイズに対応します。幅と重さがあるため、ヨガマットを広げるスペースがあり、収納時に重さが気にならなければオススメです。
PRO liteは、「PRO」の持ち運び用として登場したヨガマット。5mmの厚みで品質と機能性はそのままに、幅を一回り小さくさせて重量を約半分に軽くさせています。上級者~初心者の方まで使いやすい最もオススメのスタンダードモデル。
PRO TRAVELは、PRO liteからさらに軽量・薄型になった折り畳み可能なヨガマット。持ち運びや収納には便利ですが、PRO liteも十分扱いやすいので、厚みを削ってクッション性等の機能面を落としたこのモデルは個人的には魅力が少ないと感じます。
Manduka GRPシリーズ
グリップ力を高めた、ホットヨガ用マットです。水分を含むことでグリップ力が発揮されるレザーのような質感の表面と、木炭添加物による消臭効果が特徴です。
eKO Collection
廃棄しても土に還る天然ゴムを仕様したヨガマット。環境志向の高いユーザーに支持されているモデルですが、耐久性や機能性はPROシリーズに比べると劣るかと思います。
Begin
初心者向けのエントリーモデル。厚み5mm、幅61cm、長さ172cmの標準的サイズ感で重量が約1kgと軽いのが特徴です。PROに比べると価格も半分以下のため、お試しにオススメです。
Manduka X
TPEという素材を使用し、グリップ力を高めてヨガ以外の全てのフロアエクササイズに対応させたマット。靴のままでもトレーニングできる耐久性も特徴的です。
以上の6シリーズがMandukaのヨガマットラインナップです。各シリーズの中にも厚み、長さ、重量等を変えた種類がいくつかあり、カラーバリエーションも豊富なので選択肢は多いです。最もオススメなのは「PRO lite」と「Manduka PRO」です。
Proヨガマットの保証
日本国内のManduka正規取扱店およびMandukaオンラインストアで販売される「Pro ヨガマット(Pro6mm / ProLite 5mm)」は購入時に添付されている保証書でユーザー登録を行うと製品保証が受けられます。
ただし、保証期間が通常6か月(Mandukaオンラインストアの場合1年間)と短いため、定価で公式店から購入するメリットはあまりないように感じます。耐久性が高い製品のため、半年、1年では破損する可能性は低いです。また、「マンドゥカ純正クリーナー以外でのお手入れによる劣化」は保証対象外としているため、専用クリーナーを購入して使い続ける必要があるのも難点です。
Mandukaのヨガマットは通販で並行輸入品を探せば定価より安く購入できるため、そちらを利用することをオススメします。
【レビュー】Manduka(マンドゥカ)|「PROlite ヨガマット(5mm)」
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自宅ヨガを始めて半年以上が経ち、ヨガと筋トレが習慣になったので、引っ越しを機にMandukaのヨガマットを購入しました。
定価で約16000円ですが、楽天通販で並行輸入品を約9000円で購入しました。
ヨガ自体はまだまだ初心者ですが、せっかくなら良いモノを買おうと思い、「PRO lite」を購入。
高い耐久性、クッション性、グリップ力をそのままに、PROに比べて重量が約半分となり扱いやすいモデルです。
長さ180cm、幅61cm、厚みは約5mm。表面はグリップ力向上、滑り止め、汚れ防止のための加工が施されています。
シンプルなデザインで、角のほうにロゴマークが1つ付いています。
裏面にも同系色のロゴ。
「PRO lite」を2カ月使用した感想
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PROの幅66cmに対して、PRO liteの幅は61cm。引っ越し前はかなり狭い部屋に住んでいたので、PRO liteの幅でギリギリ広げられるくらいでした。一人暮らしの物件だと扱いやすいのはPRO liteのほうだと思います。
基本的なヨガのポーズであれば肩幅分あれば十分なので、61cmで全くストレスはありません。筋トレをする際は両腕を広げることもありますが、その場合は66cmでも足りないので、結果的にこのサイズ感が自分にはちょうど良いです。
硬いフロアで筋トレやヨガをやると接地面が痛くなるため、ヨガマットではクッション性はかなり重要です。PRO liteは厚み5mmでしっかり密度があるため、見た目以上に柔らかく体を支えてくれます。
2カ月ほぼ毎日使用していますが、欠け、剥がれ、へこみは全く見受けられません。
自宅用として使っているため外に持ち出すことはありませんが、広げたり巻いて収納する際に重さは扱いやすさに直結するため、軽いに越したことはありません。PRO liteはPROの半分ほどの重量でとても軽いです。丸めた時の直径は約11cmで部屋に置いても邪魔になりません。
今は輪ゴムで留めていますが、ヨガマット用のゴムバンドを購入しようと思います。
同じ大きさで丸めることができるように、裏面に一巻き目の基準線があります。
表と裏それぞれ表面加工が施されています。使用中にヨガマットが滑ったことは一度もないです。私は後述するプレメンテナンスをしていないため、使い始めは手足が若干滑りやすかったのですが、使ううちに馴染んで、今ではお風呂上がりに使用しても滑らないグリップ力になりました。
Manduka ヨガマットの手入れ
使い始めで滑りが気になる場合のプレメンテナンス(非推奨)
新品のマットは製造過程において生じた油分が表面に付着しているため、使い始めは手や足が若干滑ります。この油分はマットを使用するごとに次第に剥がれ、馴染んできますが、どうしても滑りが気になる場合は以下のプレメンテナンス方法が紹介されています。
- ヨガマットの表面に塩を振り、24時間後に濡れたタオルで拭き上げる
- 水を含ませたメラミンスポンジで擦り、タオルで拭き上げる
公式で紹介されているメンテナンス方法ではありますが、ヨガマットを長く愛用する点において推奨はされていません。塩を使うとマットの表面が極端に柔らかくなるため、ヨガマットを新しい質感のまま使用し続けたい方には非推奨です。
日常のお手入れ
公式サイトでは以下のクリーナー成分は非推奨(保証対象外)としています。
セスキ(セスキ炭酸ナトリウム)、エタノール、アルコール、リモネン成分(柑橘類の皮に豊富に含まれている精油成分) |
Mandukaでは専用のヨガマットクリーナーを販売していますが、1本2200円もするので、私はアルカリ電解水で除菌しています。
汗をかいたときや汚れが目立つ場合に、アルカリ電解水をスプレーしてタオルで拭き上げるだけ。
ヨガマットはゴミが付きやすいため、定期的に掃除機で綺麗にしています。
暗いカラーは汚れやゴミが目立ちやすい
イマイチな点を挙げるとすると、ブラックやミッドナイトといった暗めのカラーのマットは汚れやゴミが目立ちやすいです。私が使用しているミッドナイトだと、使用後に足で踏んだ部分が白っぽくなったり、床のゴミが付いて目立つこともしばしば。日常の手入れですぐに綺麗になるのですが、明るいカラーのマットに比べるとその辺りが気になる人は気になるかもしれません。
在宅ヨガと筋トレの相棒
外に出る機会が減って、代わりに始めた在宅ヨガと筋トレ。ヨガマットを使うとモチベーションが上がります。数千円の安いヨガマットもたくさんありますが、Mandukaは「ヨガマットの良し悪しで世界はがらりと変わる」という考えのもと創立されており、その品質へのこだわりが製品に表れています。
初心者、経験者関わらずオススメできるブランドです。
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) |