fog linen work(フォグリネンワーク)
fog linen work(フォグリネンワーク)は、日々の暮らしに寄り添う「普段使い」をテーマに、生地からデザインしたオリジナルのリネン製品を販売している日本のブランド。リネン製品は全てリトアニアのファクトリーでつくられています。
日常使いをテーマにしているため、生地デザインはシンプル。「ジャブジャブ洗って気兼ねなく使える方が、普段使いのリネン製品として最高級品だ」という考えから、リトアニア産のリネンにこだわり、毎日の生活に欠かせないちょっと良質なアイテムを手がけています。
リトアニア産のリネン
fog linen work(フォグリネンワーク)のリネン製品は全てリトアニア製(Made in Lithuania)。夏と冬の寒暖差の大きい気候がリネンの原料であるフラックスの栽培に適しており、中世の時代からフラックス栽培、紡績、生地織り、仕立てと一貫したリネン製品づくりの技術が受け継がれてきています。
先日紹介したフランダース地方(オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部)で生産されるフランダースリネンは最高級リネンと言われていますが、リトアニア産のリネンも品質が高いと評価されています。ネップと呼ばれる繊維が絡み合ってできた糸の節が多めで、ナチュラルで素朴な印象が特徴的で、品質に対して安価なため、まさに普段使いにぴったりのリネンと言えます。
エプロンの素材はリネン一択!
エプロンは
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といった機能性だけでなく、洋服と同じで、身にまとうと気合いが入って気分があがるアイテムです。エプロンの素材は綿(コットン)、麻(リネン)、化学繊維、革(レザー)など様々ですが、リネンがイチオシです。
1.吸水・速乾性に優れる、軽い
リネンは繊維の中が中空になっており、水分を吸湿・発散しやすいため、吸水性に優れ、乾きが早いのが特徴です。リネンはコットンの4倍の吸水性があるため、生地が薄くても吸水性を発揮することができます。
他の素材に比べて生地が薄く軽いため、エプロンを着けても重さをほとんど感じず、首コリや肩こりになることもありません。重いエプロンは洗濯も煩わしいため、軽さは重要です。
2.使うほどに柔らかく、風合いが良くなる
使い始めはハリのある生地ですが、使って洗うほどに柔らかくなり、ドレープ感のあるしなやかさの風合いを持つようになります。リネンのエプロンは経年変化を楽しめてより一層愛着が沸きます。
3.肌に優しい
リネンは独特のシャリ感があり、サラリとした肌触りで清涼感のある素材です。繊維に含まれるペクチンが繊維の表面をコーティングするため、良質なリネンであれば肌に触れてもチクチクしません。
リネンエプロンは通気性が良く、汗をすばやく吸い取って、夏でも快適に着用することができます。
4.丈夫で衛生的
リネンは天然素材の中でも特に丈夫で、汚れが落ちやすく、水にぬれると強さを増す素材です。また、速乾性があるため、雑菌が繁殖しにくく衛生的です。毛羽立ちにくく、水分をよく吸収するため、食器拭きとしても重宝されています。丈夫で清潔な天然素材のため、高級なテーブルクロス、シーツ、タオル等にリネンが採用されています。
耐久性が高く衛生的なリネンは毎日使うエプロンの素材にぴったりです。
fog linen work(フォグリネンワーク)|お洒落で実用的なフルエプロン 購入レビュー
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お洒落で実用的なエプロンを探して、数年前にfog linen work(フォグリネンワーク)のエプロンに出会いました。シンプルなデザインに一目惚れして、欲しいものリストに入れていたのですが、この度転勤が決まり、自炊用品を揃えるついでに購入しました。
楽天市場で購入すればポイント分お得なので、レビュー評価が高かったecru(エクル)で購入しました。発送がとても早く、手書きメッセージが添えられており好印象。
レビューを投稿してfog linen work(フォグリネンワーク)のリネンコースターを頂きました。
ブランドタグ。fog linen work(フォグリネンワーク)のエプロンは4種類あります。
フルエプロン | 胸から膝下まで全身をカバーするエプロン。普通地なので胸当ての部分を内側におりこんで、サロンエプロン風にも使えます。 |
デイリーエプロン | フルエプロンより丈が短く、胸から膝上までをカバーするエプロン。カジュアルな印象で厚地のリネンを使用しています。 |
ギャルソンエプロン | フランスのカフェの給仕人である「ギャルソン」が仕事の際に着用していたエプロン。腰から膝下を保護します。 |
パイピングエプロン | 落ち着いたカラーのリネン生地に、パイピングと紐の色がアクセントになった、フェミニンな印象のエプロン。 |
全身をカバーするフルエプロンが定番人気商品です。
ユニセックスで使えるシンプルなデザインのエプロンです。カラー展開が豊富で、ナチュラルカラーと迷いましたが、汚れが目立ちにくいシックで落ち着いた無地のネイビーを選びました。
金具などは一切付いておらず、シンプルさを追求したディテールです。胸当ての裏にエプロンを引っ掛けるためのループが付いています。
リトアニア産のリネン100%。
前ポケットが2つついています。
リトアニア産のリネンはリネン特有の「ネップ」と呼ばれる繊維が絡み合ってできた糸の節が多いのが特徴とのことですが、ぱっと見た感じだと分かりません。
丸いダマのネップが目立つ場合は、先のとがったものを使って生地の裏側に押しこめば目立たなくなりますが、これもリネンの風合いの味だと思っているので、そのままにしています。
縫製
リネン100%の生地をミシンで縫い付けています。服を購入したときに縫製を確認するクセでこのエプロンの縫製もじっくり眺めてみたところ、1箇所だけステッチがずれている部分がありました。
これが数万円もするものだったら落胆しますが、5000円で実用面で問題があるわけではないので、リトアニア製の味だと思っています。現地の従業員がファクトリーでミシン縫いしている作業風景が想像できます。
エプロン着用
さっそくエプロンを着てみました。幅92cm × 長さ97 cmの1サイズのみですが、身長171cm、体重54kg、ウエスト73cmの筆者でぴったりです。身幅もゆとりがあり、体のシルエットに合わせて紐を前で結んで調整できます。
ウエストはまだまだ余裕があります。
前ポケットは片手がちょうど入るスペースがあります。
まだ1回も洗っていないので生地がパリッとしていますが、肌触りは優しいです。
普通地を使用しているので、胸当ての部分を内側におりこんで、ギャルソンエプロン(サロンエプロン)風にも使えます。
洗っていくと多少は色落ちすると思いますが、濃いめのネイビーで汚れが目立ちにくいです。汚れても洗濯機で洗えるので、生地の扱いにデリケートにならずにいつでも清潔に保つことが出来ます。
fog linen work(フォグリネンワーク)のエプロンの洗濯方法、ケア
リネンの繊維は毛足が短いので、コットンなどの繊維に比べるとケバが出にくい素材です。使い始めの状態だとケバが出ていることもありますが、洗濯を繰り返すとケバがなくなります。
fog linen workのリネンは初回の洗濯で3〜5%程度縮みます。購入時は生地の表面のノリが効いている状態のため、一度の水通しで風合いが柔らかくなります。
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- 蛍光増白剤入りの洗剤は色ムラの原因になるため、使用を避ける
- 濃い色の生地は色落ちする可能性があるため、最初の数回は白物と分けて洗濯する
- 乾燥機やお湯の洗濯は生地が縮むため、控えた方が良い
高い買い物ではないので、面倒であれば乾燥機を使っても良いと思います。手持ちのリネン服は約10年着続けていますが、ずいぶんとふんわり柔らかい生地感に経年変化しました。縮みも何回か洗濯したら止まります。
アイロンをかけずにリネン独特のシワ感を楽しむも良し、アイロンをかけてぴしっとした感じにするも良し。日常に寄り添うエプロンがコンセプトなので、自分が使いやすいように扱えば良いと思います。
お洒落で実用的なリネンエプロン
数年前に目を付けていたfog linen work(フォグリネンワーク)のエプロン。改めてお洒落で実用的なエプロンを探しましたが、これを超えるものはありませんでした。
引っ越して自炊し始めてから毎日お世話になりそうです。パリッとしたリネンがどのように経年変化していくか、これからエプロンを育てていくのが楽しみです。
プレゼントにもオススメのこだわりのある日用品です。
オススメ度:★★★★★(5.0/5.0) |